業績と株価は必ずしも連動しない。

おはようございます。

 

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勢いのある株価がこの先も続くのか。

 

いまビザが投資家にとても人気でよく話題になりますね。何年前に買っておけば何倍がなんちゃら、みたいなのをよく聞きますよね。
この先も比較的高い成長性を保っていく可能性があるのではないでしょうか。

 

ただ一つ勘違いしてはいけないことがあります。


成長性が高いことと、株価がインデックスよりもアウトパフォームするかはまったくの別問題だということです。これ忘れてたり勘違いしてる人が多いのではないでしょうか。

 

 

例えば

株価1000ドル
EPS10ドル
PER100倍


の企業があったとしましょう。
この企業は毎年利益が20%も伸びている素晴らしい企業です。
この企業が来年になって例えばEPS12ドルに+20%となったとしましょう。


株価1200ドル
EPS12ドル
PER100倍


ともしこうなれば株価も+20%なので万々歳ですね。しかし20%も増益したのにも関わらず、投資家はもっと成長すると見込んでいたのにそんなもんかと期待が萎んだとします。そうすると、


株価960ドル
EPS12ドル
PER80倍

 

と増益なのに株価が下がる可能性があるわけです。

 

マイクロソフトやビザが今まで高いリターンをもたらしてきていたとしても、この先も成長性は続くかもしれませんが、株価がどうなるかなんてのはわからないのです。
そもそも株価は成長性も考慮された値付けがされています、俗に言う折り込み済みというやつですね。

 

アマゾンなんて一時期はPER300倍もついていました、今では2桁まで下がってきていますね。

 

もし期待値が300倍のままであれば本来なら株価1万ドルを狙っていくようなところだったかもしれません。
でも実際はそうなっていませんね。
じゃあ成長していないのかというとそんなことはありません、他の企業と比べても凄い勢いで成長しています。

 

なので成長性はとても大切な項目ですが、成長性があれば必ずしも株価もグイグイいくのかというとそんなことはわからないので、優良企業を適正な株価で購入するのが大切です、まあ素人なんかに適正な株価もわからないですけどね。
あまりにもブッ飛んだ高値の株価にはそれなりにリスクも高いということです。

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公益株として電力会社は人気はあるけども。

こんばんは。

 

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原子力発電所は安全なのか


株式投資をしているとインフラ関連として電力会社とかが手堅い投資として一般的に認知されているのではないでしょうか。景気が悪いからといって電気使うのやめようって人はいませんよね。不景気になれば当然工場だとか多少は電力需要は減るでしょうし、家庭でももしかしたら多少節電はするかもしれせんね。
とはいえある程度の利益もみえて、配当金も比較的高く安定しています。

 

ただどうしても引っ掛かる事があるんですよね、それは原子力発電です。
過去にもチェルノブイリ、スリーマイル、そして福島。一回事故を起こしてしまえば電力会社が倒産するだけでなく、そこに住む人がすべてを奪われてしまうくらいの大変な事になります。


かといって太陽光発電でまかなえるのかと言えば無理だし、そもそも晴れてないとダメだし夜は発電しません。火力発電もガスや石油を使うので環境に優しくありません。

 

普段ESG投資ってあまり気にしたことはないのですが、こういうのを解決してくれる投資先ってないものでしょうかね。実際毎年どんどんと熱くなってるのを実感しますね、自分が子供の頃はエアコンなんてなくても夏は乗りきれてました、今ではとてもじゃないけどエアコン無しでは生活できません。寝てるときもつけっぱなしにしてるくらいです。

 

どうしても企業も営利目的ですからコストのかかる発電は競争力の面でやらないとは思います、しかしこのままいくと世界的に温暖化が進むのでそれどころではなくなるような気がしますので、誰かいい発電方法とか考えてほしいですね、そんな投資先があれば是非投資してみたいです。

 

そういえば昔は少しでも放射能が漏れたらとんでもない大騒ぎだったのが、今では何ベクレルくらいなら大丈夫とか言われてるのが信じられません、今までのはなんだったのかと心配ですよ。
まあ現実的には簡単には原発廃止にはできないでしょう。
もし原発廃止にしたら大量に持つことを許されてるプルトニウムが問題になりますしね。
いざというときに核兵器を作れるって抑止力がなくなるから原発を無くすのは難しいでしょう。

 

 

ただ自分が金正恩なら原発なんて格好の的だし、安全保障の事を考えても逆に危ないとも思うのですいい加減無くしてもいいんじゃないかと思いますね。経済的にも合理性が無さそうな気がします、廃棄物とかも考えたら割りに合わないんじゃないかな。

 

いまは公益株として安定している電力会社ですが、そのうちソーラーで発電してバッテリーで貯められるようになってしまったら電力会社すら淘汰されてしまうかもしれませんね。

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シーゲル流、グロースに勝つことは有り得ないのか。

こんばんは。

 

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まさかこんなにスマホが流行るとは思いもしなかった

 

 


いつも楽しく読ませてもらっているキレキレな記事を書いているぶち子さんのblogに、今日は和製バフェットさんを取り上げてグロースについて書いてありました。

 

 

www.butikomi.tokyo

 

 

私のことですが、リーマンショックの時に不動産株はボッコボコに売られました。どこかは生き残るだろうと何個か持っていたのですが、紙切れになった株はリサパートナーズと他に何を持っていたのかすら忘れました。何社か紙切れになりました。その中でフージャースホールディングスだけは生き残りました。

結果としてテンバガー以上のリターンを出してくれました、しかしピークで売ることが出来ず、今では高値から大分落ちてしまっています。

 

 

Appleが潰れそうな時に投資するのはたしかに難しいかもしれませんね、さすがにそこまでの極端な話でなくてもぶち子さんのいう通りに2008年のiPhoneが発売した頃に投資をしていれば23ドル→203ドルと9倍になっているので投資していれば大成功な事実があります。
その時にiPhoneが2019年、今現在のようにシェアを獲得して、ガラケーが駆逐されスマホだらけになると予想できたのであれば最高の投資でした。

 


ちなみに私がまだガラケーを使っていた時に、社員が初代のXperiaを使っていました。
これなに?と聞いたらなにやらスマートフォンってやつらしい。そして2~3時間で充電が無くなっていました。すぐにフリーズして熱はもつ、再起動に数分かかる。さらにボタンもなく、なんて使いにくいクソみたいな電話だな、こんなの不便な物を使う奴がいるんだな。
ってめちゃくちゃバカにしていました。

それがまさか世の中みんなスマホになるなんて思いもしなかった訳です。

 


2008年のiPhone発売した時に、11年後の今の世界が想像できたでしょうか?結局のところ後付けでなにかを検証するのは簡単ですが、11年前にタイムスリップしてみて、あの時に将来にスマホが大流行して、尚且つインデックスよりもAppleの株価がアウトパフォームすると予想して投資を決断できるのかが重要だと思うのです。実際は先にソニーXperiaを使ってる人がいたのにも関わらず、Xperiaは流行らずソニーは負けてしまったわけですからね。

 

 

もしいまドラゴンボールスカウターの様な物がどこかの企業が売り出したとして、それが10年先にスマホを駆逐してすべてスカウターで済んでしまう世界がきたとしましょう。
それを売り出した時に想像できるか、というとこです。

 

でももちろん絶対にこれは流行る!って気付いた人もいたでしょう、ヤフーの初期の頃に検索エンジンすげー、将来絶対に流行る!って気付けた人は凄い大金持ちになってるみたいですしね。

 

 

なので別に私は成長株投資を否定はまったくしません、むしろこれは!ってのがあれば是非買いたいと思っています。
USSなんてとても便利なオークションでもっと伸びると思って投資しましたしね。
ただスマホの事をクソ不便なダサい物と思っていたように私には成長企業を見抜く力が足りないと思っています。

 

投資するにあたって成長株でも成熟株でもいいと思うのです、ただ予め成長する株を見つけ出し、市場が発掘する前に投資をして爆発的に普及するまで持ち続けるのは並大抵の目利きではできないんじゃないのかなって考えています。

 


自分が思うクソダサい投資ってのはバフェット太郎氏に憧れてか似たようなポートフォリオを持ち、しばらく成績が奮わないからとすぐに自分の方針を変え、バフェット太郎さんをバカにしたりする投資家を私はモロクソダサい投資家だと思ってます。


シーゲル流がリーマンショック後から負けているというのも今こうなったから結果論では言えますが、それがこの先も続くかは誰にもわからないのです。


なのでインデックスがもっとも無難な投資だと思います。
ただそれだけではおもしろくないですし、そもそもインデックスに勝とうが負けようが、自分が満足いくリターンってのも人それぞれなので、自分の投資に満足がいけばそれでOKなんだと思います。

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