果たして「上がるファンド」なんて本当に選べますか?

こんばんは。

 

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莫大な富をもたらしてくれるファンドは極一部です。

 

 

やっぱり株式市場が開いてないと退屈です、長期投資だから株価なんて関係ないとはいえやっぱり趣味なので気になりますね。


さて、だいぶ長い間株価は強い上昇をしてきました。そんな中でも一部のファンドなどは更にとんでもない利益を叩き出してるところもあります。一時期話題になっていたキャシーウッドさんや、日本だと柳下さん、他にもたくさんの凄まじいリターンを出しているファンドはあります。


そんな凄いリターンをみて、「ここを買えば儲かる」と思う人は多いでしょう。


しかしそういう考え方にはいくつか問題が潜んでいます。


まず1つは「実力で爆益を出したのかたまたまなのかがわからない」ということ。

こういうと失礼にあたる部分もありますが、キャシーさんの能力なんて素人の我々にはわかりません。たまたまグロース優位が長く続きそういった銘柄に当たっただけなのかもしれません。


我々に能力があり、どういった考え方や戦略を持ってキャシーさんはポートフォリオを組み立てているのか、そんなことはわかるはずもありません。


それともう1つは、「過去は実力で高リターンをあげてたとしてもこの先も同じようにできるとは限らない」ということ。


もしインデックスをはるかに上回るファンドが100個あるとします。

 

その100個のファンドはこの先10年もインデックスに勝ち続けてくれるのでしょうか?さすがにそんなことはないと思います。


あの世界一のウォーレンバフェットのバークシャーハサウェイでさえパッとしないリターンが続いています。


貴方にはそういうファンドを見抜いて大きく上がり続けるファンドだけを選ぶことができますか?

 

そしてそのファンドの戦略を理解し、一時的に低迷してる時にも信じて保有し続けられますか?もっと他の調子の良いファンドに乗り換えたくならないと言えますか?

 

これらの事を「絶対に自分は大丈夫だ」というのならば、凄腕のファンドに投資しても良いと思います。

 

しかし「たしかに言われてみればそうだよなぁ」と少しでも思うのならばよく考えてみるといいと思います。

 

孫さんなら間違いないはず!とSBGに投資してみたり、キャシーさんなら間違いない!とARKに投資してみたり、そういうことをしてもそのファンドがどうして投資に値するのか、しっかり理解できないならばただの「イナゴ」と言われても仕方ないと思いますよ。

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低い失業率、ますますインフレが進むかも?

こんばんは。

 

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給料が増えたら嬉しいですね。

 


先ほど発表の雇用統計は、


非農業部門雇用者数、

前回24.9万人    
予想45.0万人    
結果19.9万人

でした。

 

失業率は

前回4.3%
予想4.1%
結果3.9%

となりました。

 

平均時給は前年比、

前回5.1%
予想4.2%
結果4.7%

でした。

 

非農業部門雇用者数は予想よりも悪い数字でしたが、失業率は大きく下がり平均時給も予想より強かったです。


失業率が下がり雇用がタイトになれば雇う側としては時給を上げざるをえません。前年比5%近い数字というのは日本と違ってかなり高いです。消費者物価指数も高いので賃金も同じ様に上昇していかないと生活は厳しくなるので良いことでしょう。


しかし過度に物価と賃金が上がればインフレに勢いがつきかねません。


インフレというのは貨幣価値の低下ですから借金をしていた方が得ということになります。


大量にお金を借りても借りているお金の価値が下がっていくんですから借りた方がいいですよね。

 

極端な言い方をすれば偽物の資産で本物の資産を買うのが良いことです。

 

価値の減るキャッシュを借りれるだけ借りて、収益を生む資産を買う事です。


BTI等は多額の借金をして割高でレイノルズを買収したのかもしれません。ただし多額の負ののれんがあるとしても、実は「価値の落ちる物を借りて買った」のかもしれません。


かたや借りたお金の価値は下がる。かたや買った企業の商品はインフレと共に値上がりしていく。そう考えればかなり有利なのではないでしょうか。


例えば家を購入するにしても、5000万でローンを組んで借りて買ったはずなのにここ数年不動産価格が値上がりしていて、5年も住んでいるのに不動産の価格が6000万に値上がりしている!ただて住んだ上にお金までもらえる状況になってる。みたいなものでしょう。


借金には良い借金と悪い借金があると思います。東芝みたいな借金ばかりで利益があまり上がらず値上げしにくい商品では良い借金とは言えなそうです。


しかしタバコや食品、石油や電力など値上げしやすいところだとインフレは悪いことばかりではないはずです。


逆に今多額の利益をあげられている企業でも、その稼いでるキャッシュ自体の価値が下がるわけですからやはり最低でもインフレ率と同じ以上に値上げできなければ株価には悪影響がありそうです。


インフレ率が落ち着いてきたとしてもデフレにならない限りは元の価格に落ちる訳ではありません。

投資する企業を選ぶとき、競争力があって値上げをしても消費者がついてきてくれる商品を持つ企業に投資するようにしたいですね。

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じっちゃまVTI狼狽売り!

こんばんは。

 

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狼狽じゃ~~、って、ん?

 

 

昨日はチョロっと下げましたね。ちなみに私のポートフォリオは無風です、なんならちょっと増えてるくらいですね。鉄壁のタバコ株は景気なんかまったく関係ありません。金利が上がろうがなんだろうが毎日決まった本数を吸ってくれる鉄壁の顧客がいますからね。インフレだって値上げすれば即解決。安心感がちがいます。

 

ちなみに金利が1.7%とかになってくると状況は変わる、いつまでも上がり続けると思うと危険、みたいなことをフロリダのじーさんが言ってVTIを売ったらしいです。


それを見て「じっちゃまが狼狽売りした」とあちこちで呟く人がいました。

やれインデックスは積み立ててガチホするものなのに売るなんてバカな奴だ、ちょっと下がったらビビって売るとか下手くそだ、みたいな散々な言われようです。


ちなみにじっちゃまって一度すら絡んだことないのに何故かブロックされていてあまり良いイメージはありません。考え方とか色々と参考にはなってましたが下手くそなイメージで投資家というよりはただのアナリストみたいな感じに思ってました。

 

とはいえです。仮にも金融業界にいた人間に対してクソど素人が「じじい狼狽売り」は違うでしょう。

 

彼は彼なりに金利が上がってくれば、今まで許されていたバリュエーションが適正じゃなくなるとかパーティーはそろそろ終わるだろうと考えてリスクを減らしたのでしょう。そういうタイミングを見るやり方がガチホと比べてどうなるかはわかりません。


ただ所謂「狼狽売り」というのはそういうのとは違います。

 

楽観的にお花畑でリスクを忘れて投資して、急に逆回転して焦って恐怖して持ってるのが恐くなり処分するような感じの事を「狼狽売り」というのでしょう。


ちなみにじっちゃまだけでなく、数々の著名な投資家の方々も今はバブルだといっています。それが当たるのかどうなのか、仮にバブルだとしても弾けるか弾けないか、変数がありすぎてわかりませんがじっちゃまだけがそう思ってる訳でもないでしょう。

 

そして何より一応金融のプロに向かってそこらの素人風情が説教をしてるこの状況こそが「バブル」的な状況を表しているのではないでしょうか。

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