その前提大丈夫?

こんばんは。

 

売り上げや利益って永遠に成長するのでしょうか?

 

グロース株であれば毎年2桁成長。


ディフェンシブ銘柄であれば少しずつ、利益も配当も増え続ける。

 

漠然となんとな~くこんな風に思っていないでしょうか。

 

 

正確に覚えてませんが13年前くらいでしたかね、

自分はコカコーラを24.58ドルで買いました(何度かに分けて買ったので平均取得価格)。


SBIで今日の指標を見ると、

いま現在46.58ドル
1株配当1.56ドル
配当利回り3.3448%

となっております。

 

これを買値24.58で計算すると、


1.56÷24.58×100
利回り6.3466%


になります。

 

配当も株価も倍近く、投資に対しての利回りもとても高くありがたいなと思える利益を提供してくれてます。


しかしこのまま永遠と利益が増えていくんでしょうか?


コカコーラもここ数年間では利益が低迷しています。

 

たまたまコカコーラを例に出しましたが、グロースにしろ、ディフェンシブ銘柄にしろ、長期では成長を前提にしていると思います。


しかし本当にそれで大丈夫なのか考える事があります。

 


私17年ほど前の20代の頃に5年間ほど共同で車屋を経営していたことがあります。


もし、そのときに毎年100%ずつ売り上げが伸びていたとしましょう。


利益が、

1年目、1億円
2年目、2億円
3年目、4億円
4年目、8億円
5年目、16億円
6年目、32億円
7年目、64億円
8年目、128億円
9年目、256億円
10年目、512億円

 


このようにいったと仮定しましょう。

しかし車業界の売り上げが限られている以上、いつかは頭打ちになると思いますよね。

 

車業界の総利益が仮に1000億円だとしたら、10年間で私のお店が日本中の半分の利益を出すことになってしまいますよね。

11年目には日本中の利益よりも多くなってしまいます。


そんなことは普通あり得ませんよね。

 

 

実際は先程の例のような倍々の成長などほぼ不可能だと思いますが、仮に20%ずつ成長しているイケイケの企業があるとします。

 

1年目、1億円
2年目、1億2000万円
3年目、1億4400万円
4年目、1億7280万円
5年目、2億736万円
6年目、2億4883万円
7年目、2億9859万円
8年目、3億5831万円
9年目、4億2998万円
10年目、5億1597万円

 

 

もし毎年20%の成長率が見込める、これは有望な株式だと利益1億円に対して、PER100倍の100億円の株価がついているとしますよね。

 

仮に当初の予想通り、ちゃんと10年間も20%ずつの驚異的な成長をしたとしても、10年後の時点で投資した100億円に対して利益5億円なので、PER20倍。

 

なので買っている人は期待収益率も変わらない事を前提にしているんではないでしょうかね?


それならば5億円、PER100倍、500億円と5倍になり報われますね。

 

でも先程車屋を例にしてみましたが、これっておかしいとおもいませんかね?

 

 

ならこれに0を4つくらい足してみましょうか。

 

10年目で利益5兆円。


その時点でPER100倍にすると時価総額500兆円。

 

なんか訳のわからん感じになってきましたね。

 

でもなんかそんな雰囲気の銘柄ってありませんでしたっけ?


そう、アマゾン。


途方もない期待収益率がついていますが、とんでもないレベルのバブルだと自分は思っています

 

 

自分が子供の頃、皇居とその周りの土地だけでカリフォルニア州が買えたそうです。


東京都の土地で、アメリカの全土の土地が買えたそうです。

 

そんなバカな!アホかっちゅ~の、と今考えれば思いますが、当時はそれが当たり前。

 

 

 

よくわからないけど人が薦めるからアマゾン買おう、とかみたいな安易な考えで投資をすると痛い目に合うのではないかなと思ってます。

 

東大やハーバード出てるような、頭いいアナリスト人が薦めてるからとかでよくわからないのに買ったりして失敗してもお金を失うし、経験もつかないと思います。

 

そうでなく、自分でよーく予想して考えて、ストーリーを立てて投資をするととても面白いですね。


高卒の自分もエリートも同じ土俵で知的なバトルを繰り広げてる感じですかね。

 

ちょっと長くなってしまいましたが、何事も前提すらも本当にあてになるのかなと、一度疑ってかかってみるのも頭の体操になっていいと思いますよ。

 

ちなみに車屋は某大手広告代理店の部長さんとかと合流して、新しい事業をやるだとかなんだとかで方向性が違ってきたので私はそこで抜けて別の仕事にいきましたがいい経験になりました。

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