米中貿易戦争の行方

こんばんは。


今日のNY市場も下げてスタートしています。

イギリスのメイ首相の報道間も「我々もこれまで、この件に関する懸念を示し、貿易戦争は誰の利益にもならないと指摘している」
ハモンド財務相も「全面的な通称戦争は、英国のみならず世界経済全体に対し深刻な被害をもたらす。まだこうした事態には陥っておらず、解決されることを望んでいる」

などの発言がありました。

 

このまま決着つかないと、お互いが30%とかの関税をかけて、それでも貿易赤字がまったく解消しない場合はそのつぎはどうなるのか。
日本にやったみたいに関税を100%とかにして徹底的に潰しにいくのですかね。


そうなってくるとアメリカ企業で中国で生産してアメリカに輸出して稼ぐスタイルはもう通用しなくなるでしょう。
想定されるのは東南アジアのようなもっと人件費の安い国に移したり、もしくはアメリカ国内に回帰するかですね。


しかし中国もアメリカの大学で学んだ優秀な人材もいますし、15億人という途方もない人口を擁する大国です。
米ソ冷戦ですら30年以上かかったのですから、米中の新冷戦は半世紀くらいかかるでしょう。

 

ソ連の様に完全な共産主義ならば衰えるのも早そうですが、中国は資本主義的な面も持ち合わせています。
そして冷戦時と違って西側でも完全にアメリカ側でもない国もあります。


ロシアもたいしたGDPでもなく、経済的な意味では大国でもなんでもない国ですが、軍事力だけはピカイチです、当然米中冷戦は中国側につくでしょう、これがまた厄介ですね。


最悪なケースは冷戦時みたいに完全に西側と東側がデカップリングするケース。
最高なケースは中国共産党が完全に民主化して中国が民主主義国家に変貌すること、これが中国にも中国人にもアメリカ人にも世界中にもベストですね。


ただ最高なケースとはいっても、変に関係を続けてこれ以上中国が発展してアメリカを越えてきて制御できなくなる方がもっと最悪かもしれませんね。


是非中国が現体制をやめて、民主化して平和的に繁栄してほしいものです、自社にも何人か中国人いますしみんないい人ばかりです。
一党独裁体制は嫌いですが、中国自体には文化的にもいいとこ多くて好きですね。


株式投資も超長期投資が大事ですが、政治の世界も超長期で考えないといけないと思います。
短期的にはまったく解決しそうにはないですが、最終的にはいい方向に決着してほしいですね。

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