メイ首相辞任、混沌とする世界。

こんばんは。


テリーザメイ英国首相が6/7に辞任することが発表されました。
元々メイ首相は離脱反対派でした、しかし国民投票で離脱が決まり、民主主義を反映して離脱に向けて準備をしてきました。
少しでもいい条件でEUと話をまとめようと奔走し、せっかく約束してきても国内で可決されず、じゃあ離脱する気があるのかと再投票しようかと提案しても反対され、何をやっても反対反対で何も決めることができません。

 

自分も首相だったらじゃあもう勝手にしろ!って辞めてしまうかもしれませんね。いくら自国の為にと頑張っても何にも決まらないのではやってられませんよね。
難しいのが、EUとしてもあまり英国に都合のいい条件で離脱を認めてしまうと、じゃあ自分の国もとみんなも言い出しかねないので妥協はしにくいところですね。

 

経済では恩恵はほしい、でも移民や難民はお断り、いいとこ取りはやはり認めるわけにもいきませんよね。
EUとしても英国とは貿易を継続したいし、かといっていままでと同じというわけにもいかないしでもうめちゃくちゃです。大事な事は国民投票なんかしてはいけない場合もあるっていうケースですね。

 

この先の展開を考えたときに、英国から企業が出ていくとすると黒字が減って経済が弱くなりポンド安になる方向にまずはいくんでしょうか。
そしてポンド安になり競争力がつけばまたポンドも盛り返してくるという長期的な流れになると予想しますがどうでしょうか。
BTIのようなグローバル企業はポンド安になればポンド建てでは利益は増えます、ただ配当金はポンドですから結局損も得もないんじゃないですかね。

 

米国はファーウェイ問題からさらに、自国通貨を安くしてるところに追加で関税をかける方法も考えているそうです。
簡単な時代もありませんが、混沌としてきてどう投資していいのか難しい局面ですね。株価も高いですし、まずはVT等で世界中に分散しそこに債権も多少混ぜてキャッシュポジションもある程度持つ、というバランスを持ってしばらく投資していくのがいいのではないでしょうか。

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