いつ来るかはわかりません。ただいつかは必ずやってきますよ。

こんばんは。

 

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いつか夢から覚めるときが必ずやってきます。

 


私は個別株をメインで投資をしています。コカコーラやアルトリアの様に配当金を出す会社も保有していますし、Googleバークシャーハサウェイの様な無配の会社も保有しています。
どちらがいいとかはあまり考えないですね、いい企業かどうか、割高に感じないか、などを基準に投資をしています。

 

世間では配当金はとてもいい、という人もいればあまり良くない風に思っている方もいますね。
私は配当金はどちらかといえば肯定的にとらえています。
配当金は経営がうまくいっているサインだと思うんですよね、色々と数字をちょろめかしてお化粧したとしてと、ほんとに現金稼いでなければ配当金なんて払えませんからね。
長年の間、毎年安定して配当金を支払ってくれている会社には安心して投資できます。
更に何年、何十年と増配をしている企業ならこれはもう最高です。業績に問題があれば長年増配なんてできるはずもないですからね。

 

そして株価は上下しますが、配当金が安定していればある程度のキャッシュフローが見込めるのでとてもありがたいです。
もし株価が下がったとしても、決まった額の配当金が振り込まれれば、その配当金を使って下がった株を買い増しすれば割安に仕込めることになり、更に配当金も買い増した分が増加することになりますね。


定期的に配当金が入るというのはやはり投資を続けていく上で大きいと思いますよ、大きな下げ相場を経験していない人は特にそう思います。


インデックスならまだしも、無配グロース株などは半値とかに暴落するともうワイドモートは無くなり2度と戻らないのではと思って狼狽売りしてしまったり、売らないとしてもせっかくの買い増しのチャンスに買うこともできない、なんて事が当たり前のように起こるからです。

 

例えばリーマンショック前のコマツ、超優良企業として雑誌などにも取り上げられたりしていましたが、いざ不景気になるとコモディティ価格も下がり、もう中国等からの受注も減って2度と以前の様には回復しない、みたいに言われ始める訳ですよ。
そうすると怖くて買い増ししよう、なんて気が起きなくなるんですね、さらに株価の下落のせいで特に下げがキツい時期は毎日の様に月給くらいの資産額が消えてくのです、気絶して忘れたくなるくらいキツいです。


暴落来い来い!なんて言ってる人はいざ来たら絶対に混乱すると思いますよ、たかだか100万ちょっととかしか投資していなければ現金をいっぱい持っているならば本当に嬉しいかもしれません。


しかし1000万投資してて、あっという間に400万とかになり、含み損600万とかになってもやった、ラッキー、安く買えるぜ!なんて本当に言えますかね?


ちなみに私は昔から自分で商売をしているのですが、人生で1年だけサラリーマンやったことがあります。ちょうどリーマンショック前くらいの時期に1部上場企業の子会社に勤めたのですが、資産は下がるは、不景気の煽りで子会社も精算することになり、財産と職場どちらも失いました。
初めて失業保険のありがたみがわかりました、セーフティネットは大事ですね。
しばらくは以前の夜の仕事のつてで、知り合いのママさんのとこでキャストの送りなどをやらせていただきゆっくりと次は何をしようかなと考える時間があり、体勢を建て直せたのでよかったです、年齢もまだ30歳くらいと若かったので全然やり直せましたね。あんなのが40代50代で初体験してたと思ったらゾッとしますよ。

 

 


テレビでは派遣村で炊き出しの映像を頻繁にやってましたが、いつあそこまで転落するのかと恐ろしくなりましたよ、それくらい暴落というのはメンタル強い人でも不安になります。
メンタル弱い人なんてかなりキツいと思いますよ、この上げ相場でガンガン株買ってって、キャッシュポジション無し、職場は絶対に無くならない、なんて油断してると思わぬ落とし穴が待ってるかもしれませんよ。夢物語ではないのです、いつか必ず大きく下げる時は来ます、必ず来ます。

 

なので運用なんて保守的なくらいでちょうどいいんですよ、インデックスに勝つか負けるかなんてハッキリいってくだらないですよ。

 

もし貴方の財産が、


1000万→3000万と増えたとして、そのあいだにインデックスが1000万→3500万だとして、貴方は失敗でしたか?2000万円も儲かれば成功ですよね。本人に取ってそれでお金が足りるなら充分なんですよ。あいつよりも500万少なかった!なんて比べる事はくだらないですよ。

 


私はかなり高いキャッシュポジションにしていますが、40歳過ぎたとこでほぼゴールになっているのでこれ以上無駄にリスク取るつもりはないんですね。歴史的にみてVTIにフルインベストメントしてたほうがいつ来るかわからない暴落を待ってキャッシュ多めに持つなんてくそダサいとか言われても気にもならないのです、意思がガチガチに高いので。
というか暴落時に投資してリターン高めようなんて考えてるわけでもなく、いつまたなんどき無収入になるかだってわからないわけです、年齢も40歳すぎたのでいつ病気するかもしれませんしね。

 

別に1億円貯まったときに、もっとリスクを取ってれば1億3000万だったのに~、とは思わないんです。
その分かわりに毎日心の平穏を保ち何不自由なく生活できているからなんですね。株式にフルインベストメントなんてしていたら日々の値動きが気になって落ち着いて生活できなくなりますよ。
1日で100万単位のお金が無くなったりしたら、いくら将来戻す確率が高いとはいえ、買い増しもできずにただ堪えるだけになってしまいますからね。

 

若い人は積み立てNISAとかでフルインベストメントしてもいいとは思いますが、資産額が増えてきて年齢もある程度の年齢になってきたら、保守的な運用を心がけるといいと思いますよ。
昔ながらのアドバイスには意味があるのです、年齢に合わせてリスクも落としていくというのは人にもよりますが利にかなってるのです。米国株最高、インデックス最高、と誰も彼もがフルインベストメントが正解で、そうしない奴はくそダサいと言うのは大きな間違いですよ。

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