こんばんは。
なんか珍しく自分にご質問いただいてましたので、真面目にお答えしてみようかと思います。
・投資家、銘柄によってリターンのばらつきが出ることについてどう感じているのか?
答え
これに関しては何とも思いません。
何故か?何故ならばそれは今現在だからであって、10年前に「現在までのリターン」がわかるわけではないからです。
ダナハーというのは鎌倉見物さんのblogで知りましたが、たしかに伸びていますね。
なら逆に質問してみたいです。
ダナハーと同じようなパフォーマンスを出せる銘柄を今言い当てられますか?逃げずにきちんとお答えいただきたい。
私は絶対にわからないと断言します、お手上げです。もし正直者ならばまず間違いなく貴方も私と同じはずです。
なので何とも思わないとしか言いようがないのですよね。
・自分の投資の考えや投資戦略と異なろうとも事実は事実として認めないといけないのでしょうか?(たとえプライドやエゴが傷つこうとも)
答え
私はグロースやハイテクな投資をすることに対しての否定的な考えはまったくありません。
シーゲル教授の株式投資の未来も読んだことはありません。むしろ15年前投資を始めた頃は、ジョージソロス、ピーターリンチ、ジムロジャーズなどバリュー的な考えよりむしろ逆だったかもしれません。ロバートキヨサキの本でレバレッジ効かせる事が大事と思ったくらいです。
ただグロース、ハイテク等に投資をしてインデックスを上回れる、バフェット太郎10種みたいなディフェンシブなポートフォリオに勝てるというのに100%同意できかねます。
もしそんな魔法の様な確実な攻略法があるならば、一体どういった理屈で勝てるのか教えてほしいです。
過去のチャートではたしかにインデックスを凌駕してきた銘柄はあるでしょう。ただし私には今現在、未来が見えるわけではないのでわかりません。
・何を根拠にリターンの高いグロース株は悪でリスクが高いと考えているのでしょうか?何を根拠にリターンの低い成長しない高配当株に投資をする方が最終的に正しくリスクが低いと考えているのでしょうか?
答え
リターンの高いグロース株を悪と言った事は1度もありません。
逆にリターンの低い成長しない高配当株とはどんな銘柄の事でしょうか?日産とかですかね?
グロースにしろ高配当株にしろ、現時点でどちらが30年後のリターンが高いかなどわかりません。
グロース株かもしれませんし、高配当株再投資戦略かもしれません。
ただし、わたしは高成長が折り込まれた株価のグロース株投資よりは、見放されて割安(に見える)高配当株の方が、市場が間違えてた時のリスク、「アマゾンをみてもらいたいです、利益が成長してもPERも変わらないならばいいが、PERが落ちてるせいで株価は成長してるにもかかわらず下落してます。」も考えると、自分の考えでは利益率の高い優良企業の高配当配当金再投資戦略が上回る可能性はありえると考えます。
税金の不利はたしかにありますが、さすがに10年20年も先の事を完全におりこめるとはとても思えないので、ハイテクみたいなのはあまり好きではありません。
IBMやApple、マイクロソフトが30年後にもあるか?と言われても全然わからないのですが、タバコやコーラ、石油に製薬などは絶対になくならないだろうと考えているからですね。
バフェット太郎さんは何故IBM等に投資をしてるのかわかりません。IT素人の私にはIBMの優位性が理解できません。
・時代や状況に応じて投資戦略を変えることは悪なのか?お金を儲けたかったら時代の流れやトレンドを読み、そして時代の流れやトレンドを利用するのは至極正常じゃないでしょうか。
答え
それはそうですね、悪だとは思いません。良いことな部分もあるかもしれません。しかしあまり1度決めた戦略やポートフォリオをごちゃごちゃいじる事には賛成しかねます。
何故かというと、戦略を変える度に売買を繰り返しその都度手数料が発生して、確実にパフォーマンスが落ちるからです。
ただし、景気がそろそろピークかな?と株式の比率を落として債券を多めに、みたいな意味合いでの「投資戦略」ならば変えることは良いことだと思います。
いまはハイテク、次はグロース、次はバイオ、みたいな意味合いでの投資戦略の変更ってのはやめた方がいいんじゃないかなと思います。
時代の流れやトレンドに乗って仮想通貨に投資した人達は地獄を見たと思います。誰もが知らなかった頃、早くから先見性を持って投資して「たまたま」上がった人は大儲けしたかとは思います。
しかし仮想通貨とは違う、消えていったストーリーの物は知らないだけでいっぱいあるかとは思いますよ。
・投資家、銘柄によってリターンのばらつきが出るという事実(Ex.上記のダナハー)に関してはどう思っているのでしょうか?
答え
これは先程の答えと同じになってしまいますが、何とも思わないです。
米国株式のインデックスの長期リターンが7%程と言われていますが、13%のもあれば1%のあれば色々なリターンの銘柄があります。
それを平均したら7%なので、ばらつきがあって当たり前だからです。
ダナハーに限らず大量にインデックスを上回る銘柄はありますが、逆に大幅に下回る銘柄もあります。
大切な事は「どの銘柄が次のダナハー」になるか残念ながら私にはわからないという現実があります。
・以前あなたは私の投資方法は悪でバフェット太郎の投資方法は善という感じの表現をしていましたが、今でも本当にそう思っているのか?
バフェット太郎の投資方法は毎月投資できる金額が大きい者以外はやらんほうがいいでしょう。
答え
私は別に和製さんの投資方法が悪だなんて思った事はありませんよ。
VOOやVGTを軸にして、優良企業のスターバックスやマクドナルド、ビザなどに投資する戦略はいい戦略だと思います。
インデックスで最低限のリターンを確保して、個別企業でインデックスを上回る事にチャレンジですね。
ただマクドナルドなどの優良企業を何%下がったら損切り、というのは私ならばやりません。むしろ優良企業を安く仕込めるチャンスなので買い増すと思います。
あと「和製ポートフォリオ」が「BF10種」を必ず上回る、バフェット太郎はくそダサい投資法、ということろには賛同できません。
ただし逆のケースでももちろん思いません、BF10種が和製ポートフォリオを凌駕するかどうかもわかりません。
そもそも投資金額が多いか少ないかは関係ないです。リターンのいい投資法があるならばバフェット太郎さんのように大きな資産がなくても投資初心者でもやるべきでしょう。
和製さんも資産を順調に増やしてるみたいですね。ちなみに私も順調に資産は増えています。
たしかに今年のリターンはそこまでではないでしょう、債券も多めに買ってます。
しかしきちんと計算してませんが投資のリターンは今までで1000万円は越えているはずです。資産額もある程度あるので、あまり高いリスクは取りたくないですね。
それとハイテクがリスク高いというのは頭に入れておいていいと思いますよ。2000年のNASDAQの下落を見てください。あんなの今の私の資産額で食らったらクビくくりたくなります。
リーマンショックであっという間に1000万溶けて職まで失った恐怖は今だからこそ笑えますけど当時は絶望感半端なかったですよ。あそこで止まるかわからなかったので、無一文になるかもくらいの恐怖でした。
あと衰退している配当利回りが高い会社に投資する方が正しいのでしょうか?
という部分ですが、ちなみにどんな会社の事でしょうか。タバコ株のBTIなど衰退してると勘違いされてる方もいそうですが、毎年順調にEPSも拡大中、それに合わせて配当金も増配させています。
20年前の4倍くらいの配当金を支払えるまでの成長を見せていますね。
カセットテープやポケベルみたいにこの世から消えるような会社はまずいと思います。
しかし富士フイルムみたいに化粧品に鞍替えして生き残ったりする企業もありますし、判断が難しいところです。
わたしの今の時点での投資についての考え方はこんな感じです。