こんばんは。
最近のアゲアゲはもう馬鹿でも儲かる相場になってきました。上がってるうちは株買って踊らにゃ損損♪みたいな雰囲気です。
果たしていつまで続くでしょうか。
ここ最近の勢いの一因に、隠れQEが原因とも言われています。しかしQEとは景気が怪しい時に本来やるものであって、喜ばれるのも違うような気もするけども上がる材料ならなんでも反応するのかも。
私は常々思うのですが、いい加減に中央銀行の株買いはやめてもらわないと。
以前は「資産効果で買い物をする人が増えれば景気も良くなるかも」と思ってた部分もあります。
実際にそういう部分もあるかとは思うのですが、金持ちがますます金持ちになり、株やら不動産やら高額商品やら買い上げて庶民が買いにくくなる弊害の方が大きくなってるような気がしてきました。
実際に私もかなり資産が増えましたが、だからと言って何か無駄に買い物をするかというと特に変わりはありません。
ちょっとくらいは良いものを、とはなってると思いますが基本的に「儲かってるし今日はいつもの倍のコーラ飲もうか」とはなりませんしね。
低金利で緩和ばかりだと、不動産なんかはどんどんと上がり、国民の給料よりも遥かに早いスピードで資産価格が上昇してしまいます。
ますます庶民の手の届かないところにいってしまい、普通のサラリーマンが買える金額ではなくなりつつあります。
年収700万くらいで5000万以上のマンション買うとかちょっと正気には思えません。
これこそ究極のレバレッジです。3倍どころではありませんよ。
住む為に買うんだからそれは違うのでは?と感じる人もいるでしょう、純粋な投資ではないですからね。
一応もし月83333円のローンだとしたら、年間100万円、返済するのに50年もかかってしまいます。
実際には更に管理費やら修繕費やらもかかってきます。
もし人に貸し出すと考えたらこんな高いの買っていったい利回りはどれ程になるのでしょうかね。
5000万円借りてきてフルレバレッジで低い利回りの投資先につぎ込むか?と言われたら大半の人がやらないのではないでしょうか。
ただ住宅の場合は買わなくても賃料がかかるので、難しいところです。誰しも一国一城の主にはなりたい気持ちもありますしね。
ちょっと話は逸れてしまいましたが、私も2010年頃に少しだけ中古マンションを買おうかな?って考えた事があります。
横浜駅すぐ近くのどちらも大規模なマンションでしたが、2800万円や4800万円の値段がついていました。
今ではそのマンション、倍近いような価格になってます。
金融緩和は本来の値段と解離して、「価値がないのに上がる」と感じます。
株やら資産を持ってる人はいいでしょう。恩恵を受けられます。もし株価を無理矢理吊り上げて倍になれば私も物凄い資産増加になります。
しかし株式とか何も持ってない一般市民はどうでしょうか。
せっかくblogやら動画なんかで投資の素晴らしさに気付き、いざ始めてみようとなったとしても割高な価格で買わされる羽目になります。
日銀のETF買いとかQEなんてなければ本来なら欲しい銘柄がPER10で購入できるのに、PER15まで出さないと買うことができないのです。なぜ益回り10%で買えるのに6.6%のリターンで我慢しないといけないのでしょうか。
しかもこれ最後どうするつもりか、いつまでやるつもりなんでしょう。リーマンショック終わってもう10年以上になります。株価もダウなら30000ドルに届くかというところです。QE4なんてやってる場合なのでしょうか。
今度は逆回転させた場合はどうでしょう?先程の逆で今度は資産価格が落ちます。そうすると株式等の資産を持たない人は有利になりますが、資産を持ってる人はたまったもんじゃありません。
結局資本主義の良いところって資産配分を市場が効率的に行ってくれるから共産主義よりも発展するわけであって、政府が歪めたりしたら最終的に国民にとって為にならないのではと考えます。
でも資産価格が落ちれば日本も米国も欧州も金融緩和を止めなそうです。昔は景気が過熱したら金利を引き上げるのが常識でした。しかし今は金利を上げて引き締めるところが想像できません。
どうなるかはわかりませんが、私は上げてる株式もいいですが、「金現物」にますます魅力を感じます。
決して金どこかに保管して証券化されたペーパーアセットではなく、あくまでも「金現物」です。
金だ~いすきな貴方、いやいやプラチナが良いしという貴方。
是非下のバナーからお戻りください。どちらも買って後悔はしませんよ。