こんばんは。
株価というのは投資家が予想して売りたい人と買いたい人がぶつかった値段が、現在の「正しい」株価のはずですね。
投資家は自分の資金をリスク資産に変えて、そのリスクと引き換えに正しいリターンを得る訳です。
しかし今日のニュース見ましたでしょうか?
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わたしはいつも思うのですが、リスク取ったら儲かるかもしれない変わりに損する可能性もあるのが当たり前だと思うのです。
例えば不動産を買うとしましょうか。
賃貸で貯めていずれは自分も持家に、という人もいればすぐにカツカツにローン組んで買う人もいますね。
そしてリセッションでもきて、不動産価格が大きく下げたら買おうとしていた人もいるはずです。
しかしそういうときに買い支えみたいな事をするとどうでしょうか。
せっかく安く買おうと待っていた人の「利益を強奪」することになります。
せっかく慎重に高い価格を避けてずっと買うチャンスを待っていたわけですね。
そんな人から無理やり価格を歪ませて支える事になんの意味があるのでしょう、弊害が大きすぎます。
そうなると「合理的な投資家」はどう考えるでしょうか?
どうせ下がりそうになったって政府が介入してくれんじゃん、リスクなんてあっても実際は無くしてくれるんだから取れるだけ取った方が得だ!
という心理状態になります。
すると価格を歪ませてドンドンと買い上げられていきます。
そうするとローンを組めない様な貧困層はどうなるでしょうか?
「大企業や公務員などローン組める奴ばかり儲けやがって、汚いな!俺らは住宅価格が上がるとこを指を咥えて見てるしかない!不公平だ!こんな世の中ぶち壊してやる!」
と思われても仕方ないですよね。
不満がマグマの様にたまりますよ。
「無敵の人」量産政策です。
基本的に資本主義では資産配分は市場に任せるべきです。
倒産するとこは倒産させなさい!リセッションに適切に備えて無かったとこが悪いのです。リスクを取りすぎてたから潰れる時は潰すべきです。
ゾンビを大量に発生させてはいけません。