こんにちは。
投資の格言とかで良く聞いて、私もよく例え話しに使うのですが「稲妻が輝く瞬間を逃すとリターンが下がる」、と言いますね。
暴落に焦って持株を処分してしまい、値動きが落ち着いたら買い戻せばいいや!なんて思っていたらいきなり稲妻が走ったかの様な暴騰の日があってその瞬間に市場に居合わせないと高いリターンを出すはずだったのを逃してしまう、ということですね。
間違った事ではないしその通りではあるのですが、これはちゃんと狼狽売り等をしないでグッと堪えろよ、的な例えで使うならその通りだと思います。
しかしこの稲妻が輝く瞬間、を逃したらたしかにリターンが下がりますが、その前に売ってしまい稲妻が輝く瞬間だけ株式を保有していない。なんてケースは余り現実的ではない様にも感じます。
何故なら今日2000ドル上げたとします。たしかに今日、稲妻が輝く瞬間に株式を保有していなかったなら大損害で長期リターンにかなりの影響を及ぼすと思います。
しかしまた翌日に2000ドル下落したらどうでしょうか?「稲妻が輝く瞬間」のパフォーマンスを全て打ち消しますよね。それは極端だとしてもしばらく上げ下げを繰り返し「稲妻が輝く瞬間」前の株価に戻ることは充分考えられますね。
実際に暴騰する前日に株式を手放して暴騰日を逃してしまい、そのまま2度と暴騰前の株価に戻らないなんてケースばかりではないと思います。
なので「稲妻が輝く瞬間」を逃したらリターンがかなり落ちる、はその通りですがまんま「全て」逃したケースと比べてもそこまでは落ちないんじゃないかなと考えます。
だからと言って株価の値動きを予想して売買をする事が良いと言ってる訳ではありませんからね、寧ろそれは悪いことです。
なので私はあくまでも基本はバイ&ホールドで、株価が下落したとしてもそれは買い増しのチャンスと捉えて決して売ることは推奨していませんよ。
1度や2度とくらいタイミングをみて売買して上手くいくこともあります、しかしそれは貴方がずば抜けた天才投資家だからではなく、上がるか下がるか1/2なだけですからね、運が良かったと思うべきです。売買を繰り返して手数料や税金を考慮してそれでも長期ホールドを凌駕できるような極限られた一部の天才投資家以外はやるべきではありません。
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