こんばんは。
アメリカのニュース等をみていると今回のコロナでの経済への影響で、今年の配当金は25%ほど減配になるのでは、自社株買いもストップする企業が増えるだろう、との予測が出ていました。
減配や配当中止、自社株買いの停止と聞くと悪いイメージがあると思います。しかしこれは嘆くことじゃなくてとても良いことだと思います。
何故なら配当金にしても自社株買いにしても、やめたからってその資金が宙に消える訳ではありません。
そのお金は企業に残るのですからこの不安定で現金が必要とされている時期なのでキャッシュが出ていかなければその分は安定するんですからね。
ついこの間までは金利が安いんだから借り入れしまくって自社株買いなどをしている企業こそ、ロジカルで株主に報いる正しい行為、とされていました。
でもまともな人からしたら違和感ありませんか?
たしかにただ同然の金利で借りられるなら安いうちに借りておこうみたいなのはわからなくもないですね。
しかしCEOとか役員が株価が上がれば上がるほど自分のストックオプションの価値が上がるから自社株買いをする動機にしていたらどうですか?あまり健全じゃないと感じるのは自分だけでしょうか。自分が経営陣だったらもし株価が上がればボーナスが増えるならば借金して債務超過になってでも無理やり株価を上げる動機になるでしょう。
なのでしっかりとした事業を行い、利益の中から無理のない範囲で株主に還元するのが普通の事だと思いますよ。
今回利益が減ったならば、安易に減配はよくないかもしれませんがあまりそこにこだわらずに悲観的にとらえなくてもいいのではと考えています。
ついこのあいだまでこれこそが正しい事と考えられていたことがある日なにかをキッカケに一気に雰囲気が変わることもあるかもしれませんね。