こんばんは。
今日は一定の方に大人気の高配当再投資戦略についてです。
この戦略は好き嫌いがハッキリと分かれてますね。私は戦略だけで言うなら決して悪くない戦略だと考えてます。ただしメンタル的には大半の人には難しいかなと思います。
そして高配当戦略嫌いの方にディスられてる側の高配当投資家自身も、なんで高配当戦略を採用したの?って突っ込みたくなる人もいますね。
途中で断念した方でよく見るのが、「株価が下がった、配当金もらってもトントンにしかならない」だとか「グロース株の方が全然上がっててあっち買っとけばよかった」とかですね。
そもそもこういう方は、高配当投資再投資戦略を始める段階で失敗してる可能性が高いです。
勝つための戦略は正しい、レースに出ようと最速のスーパーカーを買ったのに、ローンが払えなくてレース前に車を処分しなければならなくなって優勝どころか失格になった的な(余計わかりにくいか)
「株価か下がった、もうこのまま下がるかもしれないから売ってグロースに乗り換えよう」
ってやってたら何のための高配当再投資戦略なのかわからないですね。一番やってはいけない事です。
心理的な面では理解できます。誰だって自分だけリターンが出遅れていたら良い気分する訳がありませんからね。
「ずっとこのまま下げ続けて無限にお金つぎ込むんじゃないか?」「みんなが儲かってるのに自分のだけ下がる」」
ど素人なんかにディスられても、他の銘柄やインデックスにアンダーパフォームし続けても愚直に将来を信じて配当金を再投資することができるのか?
それができない人は最初の時点でこの戦略を取った事が間違えな可能性があります。
長きに渡り低迷する時期に高い利回りの配当金を貰って更に高くなった利回りに追加投資して貰える配当金を増やしつつ株価の成長を待つのがこの戦略です。
下がった時に売るんじゃそれはそもそも配当金再投資戦略とは言いませんね。
例えばタバコのアルトリア。
アルトリアに限らずですが、ここ数年のパフォーマンスはお世辞でも良いとは言えません。まあ実際に利益が落ちて株価が下がった訳ではないんですけどね。
数年前にはPER20倍越えと、シーゲル銘柄としてみんなが期待しすぎたのかかなり割高な株価がついていました。
下落の要因はその高い期待値が剥げ落ちたからですね。
今も喫煙者が減って将来を悲観されて期待値も低いです。しかし昔の訴訟だらけだった時期なんてPER2倍とかだった時期もあるそうです。
10兆円を越える賠償金を払わされ、もう誰もがタバコ企業はダメだ!と総悲観だったんですね。
本来そういう時にこそ投資しなければいけない訳です。今もタバコ株をディスってる人はいますが、当時のタバコの歴史でも調べてみると良いでしょう。今なんて比べ物にならない程の逆風だったはずです。
あとタバコは法律で禁止される、税金が高くなる、等を言う人もいます。
多分そういう人は表面的な事しか見ていないと思います。みなさんの回りに草吸う人はいますか?自分の回りではかなりいます(もちろん自分はタバコすら吸いません)
当然禁止されてますよね?ただ利益がでかいから不良が売る訳です。
もしタバコが法律で禁止されたり、金額がバカ高くなったらどうなると思いますか?裏の人間が喜ぶだけに思います。自分ならタバコが高く売れるならシノギにしようかなって思いますからね。
みんな口で言うほど簡単に世の中できていません。タバコも酒も無くしてみればわかります、絶対に簡単にはいかないと思います。
ちょっと話しは反れましたが、タバコ株のリターンはここ数年だけ見れば良くないですが、きちんと長期では良いリターンを出しています。
高配当戦略は自分の中ではやるならば最低でも15~20年はみて投資しますね。バリューが優位だったりグロースが優位だったりがひっくり返るのにかなりの時間がかかることがあります。
一番やってはいけないのは、勢いのある方に目移りして「割高になってる」戦略に「割安になってる」方の戦略から乗り移ることです。
これやってるとおそらくパフォーマンスかなり悪くなりますよ。もし高配当戦略を採用するなら是非とも聞きかじった素人投資家みたいな人に「高配当戦略はバカだ」みたいにディスられても、それは「高配当戦略が割安な証拠」なので、ディスってきてる人にむしろ感謝して買い向かっていきましょう!
良し、やっぱり頑張って高配当戦略続けるぞ!という貴方。やっぱり自分には難しいかな?という貴方。どちらも下のバナーからお戻り頂いて頑張って自分に合った投資戦略を見つけましょう!