今の投資家は賢く、当時の投資家は愚か者だったのか?

こんばんは。

 

f:id:bakademodekiru:20200622003105j:plain

未来から見える「今」はどんな景色なんだろう。

 

退屈な土日が終わり、また明日から市場がオープンします。今週はどこかでサーキットブレーカーで楽しませてくれるような場面でも訪れるでしょうか。

 

日経平均アメリカ市場に比べてやや回復のスピードは遅れています。アメリカ市場が強いのはGAFAMが引っ張ってるのというのが要因としてありますね。GAFAMだけで東証一部すべての企業よりも価値がある状態になっています。こりゃとても驚きです。

 

でもこういうのって初めてではありませんね。そういえば似たような事がありました。バブル期のNTT時価総額は50兆円を超えていて、NTT1社の時価総額だけでなんと「ドイツの株式市場」と「香港株式市場」の合計を上回る水準になっていました。


他にも土地の値段がバブリすぎて皇居の土地でカリフォルニア州が買えるまでになりました。
あり得ますか?あれっぽっちの土地でカリフォルニア州が買えちゃうんですよ?東京23区でアメリカ全土が買える、とかになっちゃっててもそれでもバブルは弾けて初めて「バブルだった」と気付くことができるのです。


当時は「日本経済が成功し、アメリカ経済が後退している理由は、日本が単一民族社会であることに対して、アメリカは様々な人種の寄せ集めであるからだ」なんて事が語られたりもしてました。

 

なんだか似ていませんか?「アメリカは単一民族ではなく多様性の富んだ国だからアメリカ経済は成功する」「株主至上主義が徹底してる」「シリコンバレーで次々と若い企業が産まれる」「GAFAMが無ければもう生活ができない」等々。

 

たしかに「今の時点では」その通りだと思います。しかし「バブル当時」の人々も決して今の投資家と比べて「愚か」だった訳ではなく、その時には正しいと考え投資していたはずです。

 

そういった諸々の事を理解してアメリカ1本、またはQQQ等のハイテク集中投資をするならば良いと思います。しかしバックトゥーザフューチャーじゃないですが、未来からみたら今こそが「馬鹿げた株価の頂点」なのかもしれませんよ。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村