PERはある程度の参考にはなりますがこれだけ見てもダメですよ。

こんばんは。

 

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景気は当たり前ですが良いときも悪いときもあります。

 

 


みなさんは投資銘柄を決めるときに何を重視しているでしょうか。配当利回りでしょうか、はたまたチャートの勢いでしょうか、売上高成長率やPER、PBR等でしょうか。

 

その中でも企業が稼ぎ出す利益に対して何倍の株価がついているのか、というPERを参考に見てる人は多いかと思います。

 

一般的にはPER15倍くらいを上下に割安割高の目処に使われたりなんかしますね。

 

あ、そういえばblog書き始めた頃にPERについて書いてみた事があったので良かったら見てみてください。



www.bakademodekiru.com

 

 

投資するに当たって例えば三菱商事、現状のPER9.33倍を見て高いか安いか、これは判断が難しいですね。


先程のPER15倍から見たらかなり割安ですね。そもそも長期的には株式の益回りは7%くらいと言われてる中で、PER9.33倍ということは益回り10%を越えていますからね。とても割安に見えるかもしれません。

 

ただ資源に大きく投資している商社だと、景気が良ければ商品価格も上がります。そうすると不景気の時に比べて大きく利益が膨らみます。


例えば毎年5000億くらいしか利益出せてなかったのに今年は1兆円、そうすると株価が変わらなかったならばPER20がPER10に。

 

なぜ大きく利益が伸びたのか、これがたまたま原油市場が好調で利益がかさ上げされたからだとしましょう。2~3年好景気が続いたとしたら利益1兆円、PER10も定着しそうです。


しかし景気が悪くなって需要が減れば原油等のコモディティが下がり、一気に利益が減り、2000億円、PER50倍、とかになることももちろんありえますね。なので利益がついてきてるからってPERが正しいとも言えないし、現状のPERをただ見るだけで割高・割安の判断はできないと考えています。

 

なのでよく使われるのが過去10年の利益の平均をみるシラーPERですね。これもあくまでも参考程度でしょうけども、間近の数値だけをみるよりはある程度参考になりますね。

 

あとは業界にもよりますが、タバコや医薬品、通信みたいな比較的安定した利益を出す業種だとPERはかなり参考にして投資していますね。景気敏感株みたいにそんなに業績がブレる事はないですからね。


できれば景気が悪くて株価が低いときに投資できればいいですね。安く買って高く売る、これ投資の基本ですからね。(まあ私はバイ&フォーゲットですが)

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