こんばんは。
現在の中央銀行はどこの国も緩和姿勢ですね。超低金利にマイナス金利の国もありますね。
この金利の低い世界。これは当然不景気で投資先もない、経済活性化のために低金利にしている訳ですね。コロナで需要が激減、会社の資金繰り支援でありとあらゆる債券を買いまくっていますね。
そうするとよく言われるのが、普段はPER15倍くらいが適切でも、金利との兼ね合いでPER25~30倍でも割高とは言えない、との意見。
しまいにはPER40~50倍でも無さそうではない、なんて声まで聞こえてきてるみたいですね。
しかし1つ勘違いしてないでしょうか。
低金利ということはみながリスクが高いと思うような不景気の局面でしょう。景気悪化を止める為の下支えの低金利ですね。
不景気でリスクが高いならば通常は低いPERで我慢しないといけないところです。
それが何故不景気で低金利の時に【高いPERでも安全】なんだろう?とてもじゃないけどリスクが高い割にリターンが見合ってないでしょう。
何かの拍子に金利が上がり始めたらどうなるでしょうか。
今までは仮に0金利なら3%の益回り、33倍でも許容できるとのケースがもし金利が2%になったらいきなり5%、益回り20倍まで下がるわけですね。
かなりの暴落くらってしまうかもしれませんね。
ただ金利上昇局面ならEPSも増加している可能性もありますので一概にこのまんま当てはまる訳ではありません。
ただし景気が悪い、低金利、じゃあ株高。
景気が良い、なら株高。
みたいになんでも株高のこじつけにしてるんじゃないのかな、まるでマジックで世界から不景気や下落相場が無くなったかのような雰囲気はとても危険だと感じています。