完全無敵のストーリーほど疑ってかかれ

 こんばんは。

 

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鉄壁の要塞だと思っていると、

 

いつの時代もその時その時の流行りってありますよね。これはこれこれだから絶対に間違いない!みたいなお話って。


例えば自分がよく聞いた例ですと、


原油はあと何10年かしたら枯渇するから価格は100%上がる」

「ゴールドは紙幣が減価するから必ず値上がりする」

「覇権は必ずいつか代わる、これからはBRICSの時代だ」


他にもあるでしょうがまあこんな感じの事をかなり聞きましたね。どれも完璧すぎて否定のしようがないのではないでしょうか。

 

しかし現実では理屈は正しくても意外と結果は伴わない事もおおい、バレル150ドル近くの時には今日の低迷を想像もできませんでしたが、原油は結局それ以上は上がらないで今現在も低迷したままとなっていますね。

 

あと本当にその通りになるとしても期待が先行して行きすぎてしまうことが大半の様な気がします。


例えばもし2%ずつマネーを刷ったとして、「政府がマネタイゼーションしてる!インフレが来る!早くゴールドに変えろ!現金はゴミ!」と騒がれたとしましょう。


そうすると一気に1000ドルだったゴールドが1200ドル、1500ドル、2000ドルと駆け上がっていったりします。

しかしこれっておかしいですよね。


もし紙幣を減価させてるとして、毎年2%ずつマネーの総量を増やしてるとしたらその薄まった分、毎年2%理論上なら金価格も上昇するはずですね。しかしそうならないで過熱することが大半です。


一度上がり続けると勢いがつきます。そうなると乗り遅れまいと次々と参入してきます。しかも理論的には否定しにくく正しい意見なので、流れに乗れてる自分が賢いような気がして、投資しないやつは「わかってないバカ」だという気にすらなります。

 

しかし大抵この「正しい理論」で大きく上げてる時はピークであったりします。

 

原油価格も、BRICSもそうでした。その後は長い低迷期になりすっかり過去になって忘れ去られました。

今もインフレ懸念からゴールドかかなりの高値になっています。たしかにゴールドは有望だと思うし長期的には上がるだろうなとも思います。
しかし一気に2000ドルとかまで駆け上がってきて、この辺の水準で焦って買うとかなり長い間にわたり低迷するリスクもきちんと考えてから投資することをオススメします。

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