株価に大切なのは利益と他には。

こんばんは。

 

f:id:bakademodekiru:20201221002425j:plain

せめて3%でも預金金利あれば大分違う世界になるんだけどなあ。

 

株価に取って一番大切なのはもちろんその企業の業績ですね。それは誰もが間違いなく否定しようのない事実だと思います。ただその業績がどれだけ伸びるのか、または低迷するのかを予想して高い期待値をつけるのか、はたまた安い期待値をつけるのかで現在の株価になるわけですね。


そして株価に影響を与えるのは、その期待値と比べて現在の金利がどうかというのもとても大きな要素になってきます。


何故ならば株価がPER15倍の企業があったとして益回りにすると6.6%くらいです。現状の金利が1%であれば5.6%も株式で運用した方がリターンが高いです。しかしもし国債の利回りが5%もあったらどうでしょうか?

理論上0リスクの国債の利回りが5%ならば、わざわざリスクが高い商品に投資して6.6%のリターンでは、「なら債券でいっか」という人も多くなるので株式は売られていきます。

 

なのでとても金利というのは重要なんですね。もし10年後までほぼ0金利の様な世界が続くのならば、極端にいえばPER50だって益回り2%と債券に投資するよりはマシですね。ただ上はもう2%しかないのに下落リスクは高すぎるのでさすがにそこまで高い価格でみんなが株式を保有するとは思えませんが、実際に日本ではもうかなり長いこと金利はありませんし、この先をみても金利が上がるとは1ミリたりとも思えません。

 

みなさん金利は上がると思いますか?金融の常識的には借金が増えまくって財政放漫になれば金利は上がるはずです。しかし企業も人々が欲しくなる様なものも作れず、資金の需要はない。供給不足になるような生産に困るような物もない。需要が高まればあっという間に生産性を上げる事のできる現代人の技術力。

 

昔はすぐにお金を逃がすことができないし、ネットもないので口コミで不安が伝播してしまってインフレや取り付け騒ぎなどもあったかもしれませんが、現在でそういう状況もちょっと想像しにくいです。

 

今ならヤバいと思えばすぐにお金を外貨や仮想通貨に逃がしたりできます。だからこそ動き始めれば凄い勢いで下落する事もあるとは言えますがそうなるとは思えません。どこの国も金融緩和の状況は同じでもありますしね。

 

なので当面低金利が続くと予想して高めの株価の企業も落ちてこないかもしれません。あとは業績のブレがない高配当株も見直し買いが入るかもしれません。極端に利回りがない世界になるとある程度の利回りが取れる商品に資金が向かいます。


年金や保険会社もリターンを取らないと支払いできませんからね。


なので今のうちにREITだったり優良企業の高配当株だったり仕込んでおくのも悪くないかもしれませんね。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村