こんばんは。
いつもとても為になるグローバルマクロリサーチの記事を読んで気になる事がありました。
記事の中では、アメリカはコロナ禍の対策で各国よりもかなり大規模な緩和をやり国民に金をばらまきまくった。
そして景気が回復したのに、輸入は大きく回復したのに輸出はそこまで回復しなかったと。
給付金のおかげで買い物をしたけど、海外にはアメリカ程の回復はなく輸出が伸びなかったとありますね。
そしてアメリカの借金は莫大であり、お金持ちに見えて実際は海外に借金しまくっていると。毎年どんどんと海外に借金が増えているということでした。
解説は完璧にその通りだと思うし、教科書的な模範解答だと思います。
ただし、現実として気になるなぁと思うことも。
「長期的にはドルはどこかのタイミングで暴落は避けられない」とあります。たしかに自分も10年以上前から円高になって当たり前だとずっと思ってます。アメリカはずっと貿易赤字で、日本がずっと黒字、これでドルが下がらないはずはないでしょうと。
中には藤巻さんの様に「ドル/円は200円になる!」なんて10年以上良い続けてる「預言者」もいますが(笑)
もし長期的にドル暴落が間違いない、というのが正しいと仮定しましょう。そうだとするならは、「今その時に」その暴落後の「あるべきドル/円」相場になるはずではないでしょうか?
だって将来ドル暴落が避けられないならば先回りして投資するのが当たり前ですよね。
株価よりも為替は更に多くの参加者がいて取引額も株式市場の非じゃないくらいの金額が動いています。
そんな為替市場で「ドル暴落を見逃す程の歪み」が何年も放置されてるというところに気持ち悪さを感じます。
私は海外株式をメインに投資している投資家です。
もし円高になると円建てでの資産額が大きく目減りしてしまいます。なのでたまに雰囲気が悪く円高になりそうな時にFXで少しヘッジしたりすることもあります。(まぁいっつも上手くいかないのですが(笑))
今回は110円ちょっとで参入してみて少し利益が乗っているところです。
もしヘッジ無しのケースだと逆に動いた時に本来+10%だったところが+9%になってしまうこともあります。しかしまぁその1%は保険だと思うようにしていて、結果的に総資産が増えていれば良い訳ですね。
そんな感じで為替もかなり意識してはいるのですか、どうもこの「ドル暴落必至」という通説にはなかなか確信が持てないのであります。