おはようございます。
なにやら中国不動産の雲行きがかなり怪しくなってまいりました。こないだまでは恒大集団だけでしたが、他にもかなりと大手不動産会社の資金繰りが危ないらしいと言われてきています。
元をただせばこの騒動、習近平が金融引き締めを行って資金繰りが厳しくなったせいでしたね。
しかし銀行が貸し渋り不動産屋が傾けば、回り回って金融機関も痛みを負うだけでなんの得もなさそうな気もするんですけどどうなんでしょうか。
バブル崩壊で日本の金融機関も大ダメージを受けました。もちろん価格高騰を引き延ばせば良いってもんじゃありません。風船を膨らませれば膨らませるほど破裂した時の威力はでかくなるだけですからね。どこかで軟着陸を目指さないといけません。なのでダメージを負う覚悟で引き締めたのかもしれません。
もしそうならば痛みを伴う決断力と将来のバブル崩壊を潰すということで習近平はかなり有能なのかもしれません。
ただ何故ハイテクや塾やゲームなどの他のジャンルにも厳しくしたのかはよくわかりませんけどね。
こうなると危機を起こさない方法はまた緩和して資金を潤沢にして借りやすくすることですね。しかし元々それが問題だからと引き締めたのにまた緩和するなんて馬鹿なことはしないのではないでしょうか。
GDPも違いますし、一概に日本で言えば三菱地所、住友不動産、三井不動産が一気に潰れる規模!とかいうのも違うかもしれません。しかし数十兆円が飛ぶとしたら小さな規模ではありません。
しかもそこから回復する理由も見当たらないですしね。
不当に釣り上げられた価格は元の鞘に戻るのみです。
危険なのは過剰な融資で不動産バブルを膨らませてきたとしたならば、それをバブルではなく「普通の成長」と思って株価がついていたならば関連銘柄は大きな痛手を負うかもしれませんね。