インフレは恐ろしい。

こんばんは。

 

米国のガソリンは一年前より47%も値上がりしてるそうです。

 

 

みなさん注目の6月の米国CPIの発表が21:30にありました。


前回8.6%
予想8.8%
結果9.1%

と予想よりもかなり上回り、前回から更に加速する結果となりました。


本当に凄いですね、40年振りだそうです。40年前の記憶なんてほとんどありません。

9.1%も値上がりしてしまってはたまったもんじゃありません。給料も同じだけ上がるならば何の苦もありませんが、賃金アップが追い付かないと苦しいでしょう。


去年より10000円の物が今年は10910円になるわけですね。


これは仮に100万円現金で保有していたら、91000円も黙ってても損する事と同じです。


しかも今年9.1%上がったからといって、インフレが落ち着いたから来年は5%下落、という風にはまずなりません。

91000円損した分はおそらく返ってきません。それどころか多分次の年も3%とかのインフレ率だも思います。そうしたらまた30000円損した事になります。


インフレの恐いところは名目上はもちろん減らないのですが、実質ではどんどんと損してしまい気付かないうちにかなりの購買力が削られてしまうところです。


インフレで引き締め中には株価にはマイナスです。しかし現金で保有していたら確実にインフレ率分はマイナスになってしまいます。


ならば株式投資は、企業はインフレ率の分値上げしているはずです。もちろん全ての企業が9.1%値上げしている訳ではなく、値上げしたくても消費者が離れてしまうので値上げできない企業もあります。


そういう企業はコストアップで利益が減り、株価も大きくマイナスになる可能性が高いですね。

そうではなく、インフレ分を商品に転嫁してそれでも買ってもらえる様な製品を扱ってる企業に投資するようにしましょう。


そうすればインフレを乗り越えていける可能性が高まります。

銀行預金や債券という方法もありますが、仮に3%の利息を貰っても9.1%のインフレ率ならば、これもやはり6.1%の実質マイナスリターンになってしまいます。


現役の方はインフレ率以上の賃上げをしてくれる企業で働けば問題を少なくすることができます。


しかし引退した人にとって特にインフレは敵です。

高いリスクは取れないでしょうし、良く考えないといけなくなります。


そういえばデフレやディスインフレは良くない、なんとかしてインフレに。と特に日本では言われていますが、果たして本当にインフレにしたら皆が幸せになれるのでしょうか?


念仏の様に2%のインフレに、と唱えていますが果たして達成した時に幸せになれるのか、もしくはそもそも2%で止める事ができるのか。それは全て神のみぞ知る、ですね。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ

PVアクセスランキング にほんブログ村