インフレが簡単に抑えられない理由。

こんばんは。

 

 

ただで配るお金は甘くなかったですね。

 

 

アメリカでは中間選挙で大変そうですね。上下両院を共和党が取るのか、はたまた捻れるのかどちらになるのでしょうか。


先ほどニュースでインタビューされていた人が、「民主党は最悪だ、インフレなのに増税増税増税だ!」と言っている人がいました。

この人の意見を聞いて貴方はどう思われるでしょうか。


「その通りだ!光熱費もバカにならん!」
「ガソリン代払えない!」
「スーパーで食料品高過ぎ!」
「減税や給付金で支えろ!」


などと同じように怒りの感情を持つでしょうか。

 

私はインタビューを見て「当たり前の事だろ」と思いました。


インフレで増税するのは当たり前でしょう。物価が上がりすぎて困ってる時に減税するバカがどこにいるんですか。


最近はあまり聞かなくなりましたが、一時期流行っていたMMT。よくインフレ率が高まったら増税して調整すれば良いだけと言われました。しかし仮に本当に増税でなんとかできたとしても、国民がみんな賢いとは限りません。


政治家は正しい政策だと思ったとしても国民がギャーギャー騒ぐと通しにくくなってしまいます。政敵も本来はその政策が正しいと思っていたとしても、与党を国民と一緒になって攻め立てるに決まってます。


「与党は国民がインフレに苦しんでるのに何をやってるんだ!!」

とね。


1970年代のインフレは最後にはボルカー議長が徹底的にインフレを抑えにかかってようやく収まりました。パウエル議長も利上げが必要だと理解してるでしょう。しかし景気や失業率、国民の声を無視してどこまでできるかというところもあります。


まだきちんとインフレ率が下がる前に引き締めをやめてしまうリスクもかなりあると思います。


メタ等の大手企業でもレイオフなども進み、景気悪化傾向が見えるようになってきました。まだ失業率は低いままですがもっと悪化してきたとしたらどうなるでしょうか。


国民自らが賢くならないと政治家もそのレベルになってしまいます。


日本の9月の経常収支が発表されて9000億円の黒字でした。アメリカの景気悪化、引き締めの先行き。

色々と考えるとやはりそろそろドル高は終わりそうな気がしてきますね。

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