こんばんは。
注目の米国CPIが先ほど発表されました。
消費者物価指数(前年比)10月
前回8.2%
予想7.9%
結果7.7%
消費者物価指数[コア](前年比)-10月
前回6.6%
予想6.5%
結果6.3%
となりました。
予想よりもインフレが減速しているということで、急激な株高円高になっています。
為替は一気に141円台まで突入しています。外国株式の投資が多いので評価額が減少してしまいます。今までは株安なのに円安のお陰で資産額が減らずにすんでいましたが、今度はまったく逆の流れになりますね。
ただしインフレが多少減速したといえどもまだ7.7%という数値自体はかなりの高水準に変わりはありません。
これで12月の利上げ幅が0.75ではなく0.5%になるのかもしれません。しかしまだ引き締めは続くでしょうし、企業の業績も厳しくなっていくと思われます。
株価はかなり先を織り込むので、業績悪化の更にその先を織り込みにかかるかもしれません。
インフレは貨幣価値の棄損ですから、単純に名目上の株価が下がるとは限りません。インフレなら売上高は増えていきますからね。株で持つリスクはもちろんありますが、なら現金なら安全かというとそう単純な話でもないですね。
結局はパウエル議長次第な面が大きいですね。彼がやりきると思うならば株価はしばらく厳しく推移するだろうし、引き締めを緩めてしまうならば更に難しい状況になるのかもしれませんね。