こんばんは。
ここ最近よく聞くことなのですが、今日のWBSでもニュースで取り上げられていました。乳牛の廃棄問題ですね。
解説していた元農林水産省でいまはキヤノングローバル戦略研究所の方が言うには、2014年のチーズが足りなくなったときに輸入すれば良いものを、農協から価格が安くなるだろという批判を恐れて輸入しなかったせいで今があると。政策の失敗を国民の税金に押し付けてるとの事でした。
よくある話ですね。結局その時は対策してるつもりでも市場を無理に歪ませると必ず痛いしっぺ返しを食らってしまうんですね。
今は余りすぎて1頭処分すると15万円の補助金が出るそうです。酪農家はお金の為に可愛がっていた乳牛を処分する事なんてできないと仰ってましたが、その気持ちはよくわかります。
もし自分が酪農家だったら育ててる乳牛を殺すなんて絶対に無理ですよ、心が痛みすぎます。
そもそも日本は余りにも食料自給率が低すぎます。そしてその食料を育てる飼料などもほぼ海外に頼ってるという最悪な状態です。
今日のこの記事に詳しく解説されているのですが、
カレントアクセスと呼ばれるガット・ウルグアイラウンドの農業合意に基づいて、輸入する必要がないのに大量の乳製品を輸入し続けているからだと指摘されている。
と書かれています。
酷い話ですね。もちろん最近はそうではなくなってきたと言われてますが日本も輸出で食べていた国ですから日本の物を買ってもらうならこちらもという配慮があったのかもしれません。
しかしそんな配慮をしなくても日本の物を買いたくて仕方ないくらいの物を作れば良いでしょう。
それに日本の事を仲間の国だと思ってるならばアメリカなどももう少し日本に自由にさせるべきですよ。今は反米感情はほとんどなくなりもっとも親米な国家と言っても良いくらいでしょう。
日本も自分達が食べる分は自国で賄える様にしなければ、いざ中国などと紛争になった時に一気に詰んでしまうかもしれません。
使えない老人だらけの国会ですが、1日でも早くまともな法律を作って競争力のある農業にしていただかないと困りますね。
いま日本人にできる事は、少しでも国産の物を購入することです。私は物を買うときは選択肢があれば極力国産を買うようにしています。
乳製品が余って困ってるのですから、みんなも乳製品買って少しでも酪農家の応援をしましょう!!
もちろん酪農家の為だけでなく、これは回り回って自分達の為でもあります。有事の際に自国で賄えるためです。
牛乳はまったく飲まないので、大好きなカマンベールチーズでも買って応援するつもりです。