こんばんは。
日本は世界一の借金大国というのはもうみんな知っていると思います。
GDPを遥かに越える借金をかかえていて、よく「国民一人あたり○○万円の借金」みたいにも言われたりします。
一人あたり借金ではなくて「国民は政府に貸してる側でわ?」と思う人も多いかと思います。だって我々は銀行にお金を預けて銀行がそのお金を使って国債を買っていたり、個人向け国債を買っていたりと政府に貸してる側ですよね。
なのでそれを持って「一人あたり貯蓄」みたいに思うのもあながち間違いではないのかもしれません。
しかしその政府に「貸してる」お金ですが、貸してるならばいつかは「返して」もらわないといけないわけです。当たり前ですよね。貸した金返さなくて良いよ、なんてお人好しはいませんからね。
しかし政府にそんなお金はありません。当たり前ですよね、予算が足りなくて国債発行してる状況なのにどうやってお金を返すんですかという話です。
経済が成長していれば別に必ずしも返さなくてはいけないという訳でもありません。対GDPで借金が止まらなく膨らむ様な時は本当にまずいです。
日本はかなりの勢いで借金を増やしてきました。果たしてこのままで本当に大丈夫なのでしょうか。
「全然金利が上がらないし大丈夫」
でしょうか。ヤバいと思われてるなら金利が上がるはずですからね。
しかし例えば氷も-10℃、-9℃、-8℃と上昇していっても溶けることはありません。それをみて「全く問題ない」と思っていてもある限界点に到達すると一気に溶けはじめてしまいます。
借金もどこまでが大丈夫でどこまでがダメなのか明確な基準はありません。みんながダメだと思えば誰も貸さなくなり取り付け騒ぎになるかもしれませんし、借金が凄くても貸してくれる人がいる限りは大丈夫かもしれません。
この借金を減らすためには名目GDPを上げて税収を増やし、インフレで借金を実質的に減らす事です。
国民は「増税」で返そうとすると大騒ぎしますが、「インフレ税」ならば政府に矛先が向かうとは限りません。
合法的に踏み倒すことができてしまいます。国民としてはそうされても対処できるように株式投資や不動産や貴金属に投資して防ぐしかありません。
この先どうなるかは分かりませんが、コロナで大きくばらまいて借金を劇的に増やしてしまいましたがいつまでも何も問題が起きないという前提は危険なのでリスクは常に頭に入れておくといいのかなと思います。