こんばんは。
投資というと何か凄い人達が凄い賢い事を考えて利益を出していると思っている人が多いかもしれません。
優秀な大学を出てなんか聞いたことない専門用語を並べ立ててるのを聞くとなんか凄そう!ってなるかと思います。
しかし何事もそんな難しく考える必要はないと思います。
もし貴方の身の回りで誰かが会社を経営しているとして、その知人が貴方にお金を貸してくれと言ってきたらどうしますか?
とりあえずは理由を聞きますよね。その時に「たくさん借り入れして仮想通貨を買って会社でも儲けようと思うんだ、だからありったけの金を貸してくれないか」と言ったらどう思うでしょうか?
こいつ気でも狂ってるのかと思いませんか?私ならそう思います。設備投資などまともな企業活動に使うならまだしも、仮想通貨で儲けてやるから貸してくれなんて言ってきたら二度と会わないでしょう。
貴方はそんなことありませんか?喜んで貸すでしょうか。
しかし株式市場になると結構これに金を貸す人がいるんですよ。何故身近な話から離れて「よく分からないけどなんとなく凄そうでなんとなく賢そうな人達」が話し出すと命の次に大切なお金を渡してしまうのでしょう。
普通に考えてまともな会社だと思いますか?私はゴールド等の貴金属に強気ですが、値上がり益を得たいからそれらに投資するなんて会社があったら絶対その企業の株は買いません。
一つ言っておきたいのは「本当に必要な物は誰かが煽らなくても勝手にみんなに使われる」ということです。これは何でもそうです。
流行りのEVなんかもそうですね。国が推して補助金などをばら撒いて乗ってもらっていますが本当に欲しかったら買ってくれなんて言われなくても買いますよね?
もし仮想通貨が必要なら投機家に煽られなくても国民も企業もとっくに使って買い物してますよ、もう世の中に出てきてから10年以上も経つんですから。
虚業ばかりの企業に投資する暇があったら堅実な事業をしてるまともな企業に投資した方がよほど未来があるでしょう。
マネーゲームに乗っても良いことは一つもありません。仮に儲けることができてしまっても良くない経験をするだけです。
そういう企業に投資するくらいならハイリスクなグロース銘柄に投資する方が何倍もマシです。
早く金持ちになろうとして一見夢のあるストーリーに乗っかってしまう気持ちも分かりますが、詐欺師というのは夢のあるストーリーで騙しにくるんです。引っ掛からない様なストーリーで騙される奴なんていないでしょ?もっともらしい話しをするんですよ。これ理解しないといつか騙されますよ。
バフェットは「ドルを地獄行きの通貨」と言いました、おそらく詐欺師はそれを利用して「あのバフェットも不換紙幣であるドルは危険と言っている、だから仮想通貨を買うべきだ」と言うかもしれません。
しかしバフェットは仮想通貨を「殺鼠剤を2乗にするくらいクソだ」と言っています。自分も不換紙幣は安全であるとは思っていませんが、だからといってどこの誰が作ったのか、誰の保証もない。手に取ることもできないただの幻に大事なお金を預けようとは断じて思いません。