こんばんは。

いよいよ明日は選挙ですね、こんなに注目されたり騒がれたりする選挙は久しぶりかもしれませんね。
争点はインフレ問題かと思っていたのにいつの間にか「外国人」ばかり聞かれる様になってしまいました、あとは「社会保険」なんかもでしょうか。
社会保険についてはたしかにもう現役世代が支えるのも限界にきているのは間違いないでしょう。
しかしこれを「政治のせい」にするのは違うと思うんですよね。人口ピラミッドが若者が多く老人の少ない形ならば何にも困ることはありませんが、老人が多くなって現役世代が減っているのですから文句を言ったところでどうにもやりようがありません。どんな政党が政権を担おうと急に老人が減って若者が増えるわけじゃありません。
となるとあとは集める額を減らすか、支払う額を減らすかのどちらかしかありません。
そこで終末期の医療費を削減しろ、なんて話もたまに聞くようになりました。たしかにもう絶対に助からなく意思疎通も全くない植物状態の様なまま何年もチューブに繋いでただ生かす、みたいなのは大半の人がどこか間違えてるんじゃないかと疑問に思うのではないでしょうか。
ただ最近では老人が病院に行くなとか酷い人だと早く◯ね、みたいな過激な意見まである始末。
心情的には分かるんですよ、たしかに現役世代の負担は大きくなり苦しいんですからね。ただこれは「今の老人達のせい」では決してないんですよね。老人達を恨んでも仕方ありません。
「誰が誰を生かすか」みたいな所に踏み込むのもとても危険な事です。
もう高い治療費をかけても確率が低いから税金の無駄だし金使わせるな、みたいなのを許すとじゃあ障害者はどうなんだ、生活保護者に生きる価値はあるのか、等々どんどんと範囲が広がって過激になりかねません。
相模原障害者施設殺傷事件の植松 聖も歪んだ正義感で事件を起こしたとも言われますが、あれは正しいことだったのでしょうか?
そういう思想を持つ人の気持ちも分からなくはありません。しかしそれを公のもとで「あいつは◯◯だから価値がない」みたいな世界はとてもじゃないですが良い国とは言えないと思います。
もしおかしくないと思うならば、SNSではなくて直接本人に伝えてみればどれだけ異常か分かるのではないでしょうか。
病院に出向いて後期高齢者が高い治療をしていたら「現役世代の負担が厳しいんでそんな治療しないで◯んでください」と言ってみたらどうでしょうか。
支給日に生活保護者達に「貴方達は現役世代から奪った税金で生きてるので迷惑です、◯んでください」と言ってみたらどうでしょうか。
障害者を見かけたら手助けをしてあげるのではなく「貴方達は現役世代の税金で生活してて我々は苦しいから◯んでください」と言ってみたらどうでしょうか。
そりゃ誰だってお金取られたくないのは一緒です。ただそれなら年収900万円くらいが受益の境目らしいので、900万以下の人は国家の穀潰しだから高所得の人達の為に◯んでくれと言われたら言い返せるのでしょうか?
ただこのままいけばますます厳しくなるので放置できるものではありません。
なので外国人を入れて経済規模を落とさないように等政治家が考えてもそれはそれで問題が起きて批判されます。
個人でできる事は若いうちから少しでも投資にまわして老後に困らないようにして、誰からもさっさと◯んでくんないかな、なんて思われないように誰にも迷惑かけないようにするしかありませんね。
あとどんな政治家になってもみんなが上手くいくなんて事は起こり得ないので、せめて自分の家族や自分の友達など周りだけでも生き残れる様に協力したいなといつも思っています。
