こんにちは。

先日EVの王者テスラの決算発表がありました。
フリーキャッシュフローはは予想マイナス33億ドルのところマイナス11億ドル。
納車台数は前年の38.4万台から増加で、市場予想を上回った48万台でした。
売上高は282.4億ドルと、アナリスト平均予想の257.1億ドルを大きく上回った。
調整後1株利益は0.33ドルで、市場予想の0.51ドルを下回った。
とこんな感じで、台数や売上は増加しましたが肝心の利益は大きく減らしました。
テスラのPERは300を超え異次元の世界に突撃しています。
これは毎年スーパー決算が連発する事を期待されての株価でしょう。しかし現実は利益が毎年+二桁%になるどころかこの有様です。
グーグルやエヌビディアの様な超高収益の成長企業ですらこんなバカげた株価を付けたりはしません。
そして勘違いしてはいけないのは高成長したらここから株価も必ず伸びる、と思ってはいけないと言う事です。
何故ならもうPER300という「将来絶対に大きく成長するストーリー」は株価に完全に織り込まれているからです。
もし劇的な成長を遂げて10年で利益を5倍にする事に成功したとしましょう。しかしその時にPER60になっていれば投資家は10年で1円のリターンも得ることはできません。
その後の10年もまた高成長すると期待され、そのままの期待値が変わらなければ当然5倍にすることができます。
果たしてこれがリスクが低く割の良い投資に思えるでしょうか。車業界ならトヨタの様にしっかり利益を上げている企業もありますし、他の業界にもたくさんの投資先があります。それでもここにかけるにはこの業界に完璧に精通していて誰よりも将来を見通せる能力がないと厳しい様に思います。
自分は仕事柄常に車の相場など見ていますが、やはりEVは下落が激しいし購入する人もEVが魅力的というよりは「多額の補助金ありきのEV」が魅力的に映っているのでしょう。
車業界はただでさえコモディティ化しやすい業界です。フェラーリの様なブランド力なら別ですが、この先EV業界や株価はどうなっていくのか楽しみではありますね。


