こんばんは。
効率的な市場とは、利用可能なすべての情報が完全に資産価格に反映されている市場として定義される。利用可能な情報はすべて価格に反映されているため、現在利用可能な情報を利用して、将来の価格変動を予想することはできない。
したがって、効率的市場のもとでは投資家は市場を出し抜いて収益を上げることはできないのである。
これが効率的市場仮説の考え方です。
簡単に言うと、ファンドや銀行、証券会社、その他色々な天才達が知恵を振り絞って値付けして株を売ったり買ったりしていてるので、いま現在取引されている価格はすべてを織り込んでいるので妥当な適切な値段である。なので割安でもないし割高でもない。
もし割安な銘柄を発見すれば抜け目ない投資家がすぐに裁定取引をしてしまうから常に適切な値段だと言うことですね。
例えば週末(金)に買って、週明け(月)に売れば勝てるというパターンがあったとしましょう。
もしこれを聞いた貴方ならどうしますか?当然(金)に買う前に(木)に先回りして買っておけばいいじゃん!って思いますよね。
そうすると今度はなら(水)に、みたいになるのでそういう攻略法的な事もすべて織り込まれてるって事ですね。
他にも例えば画期的な抗がん剤が開発されたとしましょう、普通なら爆上げしても良さそうなものですが、そういう成長性も含めて株価を形成しているので意外と発表されても動かなかったりします。
とにかくすべての賢い参加者が考えに考えてついている値段なので、所詮出し抜くことなんてできないと言うことですね。
となるとですよ、ビザやマイクロソフト、マスターカード、スターバックスにマクドナルド。
いい銘柄たちですね。私もマクドナルドには投資しています。
しかし成長性の高そうなこれら銘柄に今投資をしたとして、果たして貴方は市場を出し抜けると思いますか?
貴方がこれら銘柄を、天才が集まる市場でつけた値段の方が間違いだ、割安な価格だから投資しようと判断できますでしょうか。
私はそうは思いません。
ただしITバブルやリーマンショックみたいに、ちょっと完全な効率的市場仮説ってのもおかしいのでは?とも私は思っています。
さすがに5年先とかならある程度想像して成長率とかも予想できるかもしれませんが、20年30年先だとどうでしょうか?難しいと思います。
そうなると、身近で永続する企業でみんなに日常生活で使用されている企業、それでいてさらに割安(に見える)投資先を選んだ方がインデックスに勝てるチャンスがあるのではと思っています。
だからこそ長期で生活必需品セクターやヘルスケアセクターのパフォーマンスがよかったのではと想像されます。
まぁ結論は初心者はVTI等のインデックス投資、それだけでは退屈だったりインデックスを上回る成績を狙うならこれらのセクターに投資するとひょっとしたら勝てる可能性が上がるかもしれませんよ。
これだけは確実に言えるのは若くから始めること、市場から退場しないこと、これだけでほぼ確実に資産作れますよ。