目標の2%を越えどこまで待つのか。

こんばんは。

 

預金に金利がついたら大変ありがたいのですが。

 

 

日本はようやく金利が正常化するのかも、という流れに入っています。しかしまだマイナス金利をいつ解除するのか、YCCをいつ撤廃するのかは決まっていません。あまり早く解除してしまって、せっかく出てきたインフレの芽を摘んでしまうリスクがあると言われます。

とはいえすでに一年以上目標の2%を越えているのですから、一体どこまで待てば継続的に2%のインフレという事になるのでしょうか。


もっというとインフレ2%にする合理的な意味ってなんなんでしょうか。2%にしたら日本が強くなるのでしょうか。


通常物価が上がって嬉しいなんて人はあまりいないかもしれません。しかし物価が上がれば支出が増える分、会社の売り上げも増えて給料も増えるかもしれません。


でも給料も物価も増えたら得してないんじゃないでしょうか。


結局のところ、インフレ率が大事なのではなくて「インフレ率を上回る賃金上昇」が大切なんですよね。


別にインフレ率が0%だとしても賃金上昇率が2%ならなんの問題もありませんね。インフレ率が4%でも賃金上昇率が6%ならこれまた何の問題もありません。


しかしインフレ率が2%でも賃金上昇率が1%では、実質賃金は1%の減少になってますね。


よく言われる効果としては「デフレだと買い控えするが、インフレだと早く買わないと損だから物が売れる」と言います。


たしかにこれは何となく正しそうな感じがしますね。


しかし自分ならそう考えるケースもあるかもしれませんが、逆に「値上がりして高いし今使ってるやつをもう少し長く持たせよう」というケースも充分ありえます。


デフレでスマホが格安になったとしたら2年ごとに買い替えるかもしれませんが、インフレでスマホの値段が高くなっていたらあと2年使おうと思うでしょう。


物事には原因と結果がありますが、先に結果ありきではおかしな事になりかねません。


別にインフレ率2%を達成する為に私達は生きてるのではありません。そんなことよりもどうやったら生産性を向上させたり少子化を食い止めたりできるのかといった事の方がはるかに重要なのではないでしょうか。

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