こんにちは。
いつも言っている事なのですが、やはり自分の大事なお金を投資する以上、何をしている企業なのかどうやって稼いでるのか等がハッキリとわかる企業に投資した方がいいと思います。
そうでないと株価が落ちた時や業績が落ちたとき、何故落ちているのか、このまま持ち続けて平気なのかがわからないからですね。
よく知りもしない会社の指標をみて低PER、低PBRだとこりゃ割安だ、PER5倍なら益回り20%じゃん、儲けるの楽勝!
なんて思いがちですが大体こういったのってそのまま「割安」な状態が続きがちです。
私も初心者の頃にPERやPBRだけをみて、適当に何社か買ってみたりしましたがあまり上手くいきませんでした。JASDAQや東証2部等にはけっこう「割安」に放置されている銘柄が多かったんです。
素人は勝手にいい風に解釈してしまうんですね。
ある程度の覚えたての知識で、JASDAQは時価総額も小さいし、証券会社もフォローしてないから割安に放置されているんだ。
時価総額が低いと大きな額を入れるとそれ自体で株価が上がってしまうから参入してこないから個人投資家の方が有利だ、みたいな感じですかね。
相場のいいときは、「どう割安でお買い得な銘柄を見つけるか」みたいな事ばかり考えていました。
株価が下がるなんてことは頭の中にはありませんでした。2004~2007くらいまで連日ニュースで株価が上がるのを見て、急いで口座開設しないと毎日が機会損失だ、と焦って口座開設してとりあえず「割安」な銘柄を何社か買いましたね。
最初の頃に読んだ本で、インフレは必ず進むから絶対に株で持ってた方が有利だ、円は減価するみたいな知識が頭に入ってたせいもあるかもしれません。
よし、庶民はバカだな、株主の方が圧倒的に有利で給料所得しかない人は可哀想だな~みたいな感じです、完全にちょっと知識を入れただけの素人「投資家」の典型でしたね。
そして買ってからものの1~2年での大暴落。
最初のうちは含み益が出て、もっと買わないと、ソッコーでお金持ちになるためには現金はダメだ!とどんどん買い増してました。
暴落の初期の頃も、下がれば下がっただけラッキーとわざわざすぐに銀行に行きすぐに証券会社に振り込んで買い増してました。
しかしある程度の時間が経ち、何やら世界の終わりの様なニュースの論調になり、毎日が暴落みたいになってから初めて「ひょっとして株って危ないんじゃないのか」って思いました。
その時にはもう下がりすぎて売るに売れない状態でした、しかし他の本には「落ちてくるナイフを掴める奴が最後は勝つ」とあったので信じて残りのお金から少しずつ投資は止めずに続けました。
損失額がもう年収を越えたくらいで日経平均も7000円、ここでやけくそに残りの貯金から最後の300万を投資しました。
そしてここから復活が始まりました。
たまたま自分は運良く売って損失確定はしないで堪える事ができました。しかしみんなもそうとは限りませんし、株価が戻ったから言ってるだけで未だに低迷していたらどうなっていたか。
やはりそんなときには聞いた事のある大手の毎日使っている様な会社であれば、ある程度安心して持ち続けられるのではないかと思います。
なので指標だけをみて、「割安」だなと思ってよくわからない聞いたこともないような会社に投資をするのはけっこうリスクが高いことも頭にいれておいてくださいね。