こんばんは。
先日日銀の金融政策決定会合がありました。
日銀の方針としては2%の持続的安定的な物価上昇を目処にしてるとのことですが、いまそれを越えているのは円安による輸入物価上昇によるものが多いとのこと。なのでもうしばらく確度が高まるまで続ける必要があるみたいな感じらしいです。
まったくの出鱈目ということは無いでしょうし、たしかに引き締めをやめて一気に円高になったら言う通りおそらく輸入物価が一気に下がり、インフレ率は2%切ってくるんじゃないかなと思う。
だから緩和をやめることができないと言うとするならば、それを言ったらいつになっても金融政策を通常に戻せなくなってしまうんじゃないですかね。
あともっとそもそもの話しですけど、別に物価を2%ずつ増やす事に本当に合理性ってあるんですかね?たしかにデフレスパイラルとかは問題もあるでしょうけども、物価なんて安定してるに越したことはないんじゃないでしょうか。
何故無理やり市場を歪めてまで毎年2%も自分達の資産価値を減らす様な真似をするのでしょうか。
インフレにならないとお金を使おうとしないから、というのはよく言われる事ですがそれだったら何故2%のインフレが正しいんですかね?3%だって5%だって、もっと使ってほしいなら10%でもいいではないか。
結局ようは政府が好きに金を使いたい、自分の利害関係者に金を使いたい。
しかし使うにも限度があり、借金も無限にはできません。そしたらその「借金の価値」を減らしちまえ、ってな感じじゃないんですかね。
普通の国民にとって物価が安定してる事は良いことじゃないですかね。
借金をできるような層ばかりが得をして、インフレについていけない層ばかりが損をする。
そもそも2%のインフレが良いなんて雰囲気が長年作られてきましたけど、国民側から出てきた事じゃないですよね。
今一度よくこの2%のインフレにならないと金融緩和をやめないって事のおかしさを考えてみた方がいいかもしれません。