こんばんは。
ITバブル当時はまだ私は20代前半、投資もしたことなかったのでITバブルの雰囲気すらまったくわかりません。チャートだけ見れば熱狂に包まれていたというのはわかりますね、そして弾けた後の凄まじい落ち方に驚きます。
本で読んだのか誰かに聞いたか忘れましたが、ソフトバンクの株主名簿の10000番以内の投資家は全員が億って残りの人生は旅行するだけ、なんて聞いたことがありますが真偽の程は不明です。
もっと前の1987~90くらいのバブルはさらに凄かったみたいですね。
お札を振り回してタクシーを止めたり、午前中に1000万で買った絵が午後に隣のビルで2000万で売れたとか本当にあったそうですよ。
自分の勤め先のお店の先輩や、お客のママさん方に聞いたところ、ドンペリや高いブランデー等をアイスペールに入れてガンガン一気飲みしてたりとまぁ夜の世界も超好景気だったみたいです、いやはや自分も経験したかった。
酒の弱い私にはドンペリもピンドンもゴールドも全部同じ味にしか感じませんけどもね。
そして今現在の投資家は、あの頃は利益が伴っていなかった、今の相場はきちんと収益も出てるし、増益ペースでみればある程度の高PERも妥当性がある、なのでバブルだとは思わない、なので「今回は違う」よ、と。
たしかにそうかもしれません。アマゾンやテスラやビザやエヌビディアなど、一部のハイテク銘柄は割高に見えますが凄い勢いで成長しています。
予想通りに成長するのかもしれないし、そうならないかもしれないしまったくわかりません。
ただし15年近い投資の経験上「今回は違う」、と言われて観察していたものは大概「やっぱり今回も」になってます。
リーマンショックも金融工学を駆使して作って、MBSやらなんやら小難しい話が出てきたり、プライムだオルトだサブプライムだとちゃんとリスク分散してあるから大丈夫、ムーディーズやS&P等の一流格付け会社からもトリプルAの格付けだから大丈夫。たしかそんな感じだったと記憶しています、でも「やっぱり今回も」になりました。
いつこれこれはなになにです!と断定的に言ってもらえると、自分の投資の背中を押してもらえるように安心するんだと思いますが、あなたが参考にしてる人も相場がどうなるかなんてわかってませんからね。
そもそも2000年のITバブルの時の人達が全員愚か者だったとも思えません。
その時はその時なりのきちんとした理屈があったのでしょう、後ではなんとでも言えるのですからバカが高値で買い上がったなどとはとても言えません。
優秀なファンドマネージャーとかもあの価格が妥当だと判断していたのでしょう。
なので今回のFANGやNASDAQ等の高値などは前回とは違う、というのも後々結果を見てみないとわからないということですね。
しかも恐ろしいのがきちんとしたPERの裏付けがあるにも関わらず暴落することもあるのです。
しかもリーマンショックやITバブルが可愛く思えるほどの暴落に。