こんばんは。
決算の発表と同時に増配や減配を発表するケースもありますね。
まれに配当金は会社から株主への資金の移動だから配当金はまったくの無意味、という人がいますが本当にそうでしょうか。
理論的にはそういう見方もあるかもしれません。ましてや配当金を株主に配れば、資金の移動どころか国内株ならば20%税金まで取られてしまいます。アメリカ株ならばアメリカでも10%税金がかかります。
しかし株価というのは株主が将来受け取るキャッシュフローの現在価値という考え方もあります。
無配グロース株もいつかは配当金として株主に還元してくれなければ意味がありませんからね。(もちろん株価が上がればキャピタルゲインは取れますが)
そして減配を発表すると大きく株価が下がるケースもあります。
しかし配当金は会社から株主への資金の移動だから意味がない、というならば何故減配するとさがるのでしょうか?むしろ税金取られなくて済むならプラスでは?
無配株もいつかは配当金を支払うフェーズに突入していくわけですね。
アマゾンなどもずっと成長しているのにも関わらず株価はまったく上がらないですね。
ここ1年ちょっとの間は株価も-15%とやきもきしてる株主もいるのではないでしょうか。
株価というのは、
EPS×PERですので、EPSが順調に伸びても投資家の期待値が下がれば結局株価は上がらないんですね。
この辺が無配グロース株に投資するのが難しい一面だと思います。別にベテラン投資家できちんとわかっていて投資している人ならば問題はないでしょう。
そうではなく、上がり続けるチャートを見たり、誰かに買うように勧められたり、乗り遅れるなと煽られて買ったような、始めたばかりの投資家だと、すぐにグングンと上がるのをイメージして買ったのに1年半も待って上がるどころかマイナス15%とかだとホールドできないんですね。
そんな鬱憤が溜まっているところに、また次の「輝いてるグロース株」がお薦めされたらどうでしょうか?きっと今の「1年半もの長い間」上がらなくなった株を売って新しい銘柄に乗り替える人も多いのではないでしょうか。
読んでいる方にもそういう経験はありませんか?
グングン上がり続ける株を簡単に見つけられるならばもちろん最高です。しかしそんなことは素人は当たり前としてプロでもできることではありません。
なので元々期待値の高くない、成熟した企業に投資して配当金を貰って再投資していく戦略というのは、退屈ですが決してグロース株投資にも負けない、そして何よりも長く続けられる素晴らしい投資法ですよ。