おはようございます。
今回は株式投資のお話ではないのですが、実際にあった話です。
もう大分前に感じられるようになった東日本大震災。2011/3/11本当にびっくりしました。
たまたま休みで家にいたのですが、ヤバいっと思い固まってる犬を抱えて猛ダッシュでマンションから外に飛び出しました。
会社の人を迎えに行き、そのあとは友人が帰れないとの事で横浜駅から海老名まで送ってあげたらなんと往復で12時間くらいかかりました。今思えばどうやったらあんなに混んだんだろ?
そして家でニュースに釘付けになってました。
津波でとんでもないことになってる。もう映画の世界かと思うくらい酷い有り様でした。
そしてとても嫌なニュースが飛び込んできました。
「福島原発が危ない」
少し大きな地震が来る度に昔から原発が嫌いな自分は心配で仕方なかったのですが、まさかチェルノブイリの様な事にはならないだろうなと。
変わり者の私は小学生の時から家にあったチェルノブイリ事故の本を何冊も読みまくってたので恐ろしさ理解していました。本当の最悪ケースではもう日本には住めなくなるかもしれないなと。
とにかく地元の友人に電話をして「まだ爆発してないけど、いつでも逃げれる準備だけはしとけ」と。 みんなが逃げ始めたらまた動かなくなるに決まってる。
そしたら絶対に見たくなかったあの原発が吹き飛ぶニュースを目の当たりにしました。
正直「人生終わった」
と完全に思いました。仕事仲間に九州出身の奴がいるので九州にでも住むしかないかなと。
とにかく落ち込んでる場合じゃありません。
大至急友達とかと合流し、東名高速かっ飛ばして南下しました。
まず放射性プルームの予測をして、まださすがに大丈夫だろうと海老名パーキングに寄ったのです。
そこで今回の話の肝なんです。
なんだと思いますか?想像できますか?
私は驚きました。海老名パーキングなんてしょっちゅう使ってるのですが、その時のパーキングにいる車といったらもうそれは超の付く高級車ばかりズラーーーーーーっと止まってるのです。
みんな家族で旅行行くみたいに大荷物です。
ベントレーやらロールスロイスやら普段見ない車でみんな金持ちは真っ先に情報が出る前に独自の考えや思考で逃げてるんだなと。
やっぱり金持ちは危機管理のプロフェッショナルなんだなとその時に思いました。
まあそのあとは特に変わった話もなく、まずは名古屋の手前のホテルに泊まって、ホールで避難民と一緒に大型テレビ見ていたらまた大きな余震が来たりで株価も大暴落。
もう少し南下して名古屋まできたら東日本とはうってかわって平穏な雰囲気です。
1ヶ月近くホテル暮らしをして、もうとりあえずこれ以上は悪化しないかなというのと、各地の放射線モニタリングポストの値を見て横浜にUターン、という感じになりました。
仕事休んだ期間、ホテル代、まあとにかく馬鹿にならないお金が出ていきました。
ただあのときはあそこで終わるとはわからなかったので最悪のケースを考えて仕方なかったと思ってます。
株価もダダ下がり、超円高で経費に加えてさらにダメージでした。
結局世の中ある日突然何が降りかかるかわからないです、どうなっても大丈夫なように頭は柔軟にしておかないとです。