【論戦に終止符】配当金の大切さをブログ村で一番丁寧に説明します。

こんばんは。

 

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配当金ウェーイ

 

定期的に起こる配当有りと配当金無しの議論。

 

もういい加減に私が終止符を渡してあげましょう。


配当金を払わないのはあり得ないという結論です。


なぜそう言い切れるか。

 

 


例えば考えて見てほしい。

 

例えば10年間投資すると仮定して現状で、

株価40ドル

PER20
PBR2.0

EPS2.0ドル
BPS20ドル

という企業があったとしましょう。

 

仮に10年間EPSがやPERが変わらないとして、10年間の企業活動で20ドル稼ぎだしたとしましょう。

 

そうすると10年後には、

株価40ドル

PER20
PBR1.0

EPS2.0ドル
BPS40ドル

になりますね。

 


ここから更にこのまま5年間経過すると

株価40ドル

PER20
PBR0.8

EPS2.0ドル
BPS50ドル

になりますね。

 

どうでしょうか。15年間も投資していて投資先企業はしっかりと利益出してるのにも関わらず、このケースだと実質的には投資先の資産価値は増えてるにも関わらず投資家の貴方は利益を手にすることが叶いません。
そんなケースあんまりないだろう。という人もいるかと思います。しかし、永遠ともいえるくらい長い期間「バリュー株」のままということは実際に充分ありえます。

じゃあ配当金ずっと払ってたら40ドルとはいかなかったかもしれないでしょ。という指摘も出るかとも思いますが、とりあえずここでは分かりやすいように説明するためなのであくまでも例えばのケースです。

 

市場に評価してもらえないと株価がいつになっても上がらずリターンが長期に渡って取れない可能性を覚えておいてほしいのです。
しかし配当金をきちんと払ってくれてさえいれば市場の評価に関わらず投資リターンを得られる。むしろ株価が下落すれば配当利回りも上がり投資資金の回収も早くなります。これが無配だと今回の様にそうはいかない場合もあるということ。

 

ただしもし貴方が爆大な資金を持ったアクティビストであるならば話しは別です。企業ごと買収してしまえば利益確定できますね。実際に低PBRでキャッシュリッチな企業はハゲタカに狙われやすいですね。

村上ファンドみたいなアクティビストは、配当金や自社株買いとして株主に還元しろ!とか無駄な資産は売却しろ!って圧力かけたりしますよね。


配当金払うのが間違いなら、何故投資家は経営陣に納得せず配当金払え!と要求するのですか?
配当金がまったくの無駄だという人は、じゃあいつまで無配なら納得するんですか?PBR0.1くらいまでひたすら現金溜め込めと?

 

配当金というのは投資家の立場からみてある程度のキャッシュフローの目安になります。
例えば投資元本5000万円だとして、今年は250万は配当金入ってくるな、とかですね。株価と違ってある程度目安にできてすごく便利です。今回の様に極端な経済悪化だと減配もありますが、基本的に企業の成長と共に配当金は増え続けていくものですしね。

 

そもそも配当金がダメという人は、いつまでも永遠とキャッシュを溜め込むのが良いことだと考えてるのでしょうか。
配当金を支払おうが無配にしようが、企業が1年間で稼ぐ金額は変わらないので、配当金として投資家に還元するか、BPSが積み上がるかだけの意味しか持たないはずです。

 

たしかに税金面で不利、というのはその通りでしょう。しかしそれを踏まえても無配の方が良いとは思いません。不利な面を補って余りあるメリットを感じます。無配こそ正しい、というのが本当にそうならばどんな企業も配当金など払う必要がないはずです。しかしS&P500の内のかなりの企業が配当金を実際に支払っています。そもそもキャピタルゲインも無税じゃないですしね。

 

ただキャピタルゲインが必要ない、という意味ではないので勘違いしないでください。


「株価」というのは他人に評価されて売り手より買い手が増えないと上昇しないのです。いつ投資先の企業が「評価」してもらえるかわからないのです。


その点、配当金は市場の評価に関わらずきちんと毎年投資家に利益の「分け前」を運んで来てくれるのです。

 


貴方はこれでもまだ「配当金」を無駄なものだと思いますか?

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