こんばんは。
アメリカ大統領選挙もトランプ大統領の訴えが退かれたり、さすがにここから大逆転の可能性は少なくなってきました。
バイデンは初日からパリ協定に復帰すると公言しています、なので実際に大統領になったらすぐにそうするでしょう。
最近話題になる事の増えてきたEV。温暖化を止めるために石油や石炭やガスなど、Co2を排出しないエネルギーに変えていこうということですね。
ここでEVの競争力云々ではなく違った視点から考えてみましょうか。
もしガソリン車は環境に悪いからと言ってるくせに、火力発電や石炭発電などで作られた電気で充電させて走らせてたとしたら欺瞞以外の何者でもないですね。
そうなると避けて通れない事があります。原子力発電ですね。
原子力を増やさない限り火力発電とかを無くしたら生活ができなくなってしまいます。もちろん自然エネルギーの風力発電や太陽光発電や地熱発電などもあるでしょう。
しかし現状ですらそんなんでは成り立たない世の中です。そこに更に車を全部電気で走らせてるところを想像してください。どうやってそんな電力賄うの?
日本でも放射性廃棄物をどうするかまったく決まってない状態です。フィンランドではオンカロに10万年埋めるという決断をしましたが、日本でそんな事が通るでしょうか。候補地を探すだけでも大揉めです。
温暖化を止めたい、でも生活水準は落としたくない。はトレードオフなので無理な話です。
日本では福島原発で大事故を起こしました。チェルノブイリやスリーマイル島でもありました。すべて電力で賄うカーボンオフだとかゼロエミッションだとか聞こえは良いですが正気ですかね。
温暖化をほっといていいとは思いませんが、世界のあちこちに原子力発電所がポンポンと建つのも悪夢です。しかも核のゴミは何万年も残るのでこれほど厄介なものも珍しいと思います。
エコの波に乗って儲かる儲からないだけでなく、もしEVを推進するならばエネルギー源はどうするのか、その辺のストーリーを描かないと絵に描いた餅になるのではないかと心配になります。
ソーラーも広大な置く場所がないと発電できませんし、風力発電も風がないと発電できません。そうなると日の出ない時間や風のない時はどうするのでしょうか。
トランプ大統領の石油使い放題的な考えもまずいし、バイデンのストーリーもそんな簡単には物事は運べません。
真にエネルギー問題を解決してくれるようなイノベーションをもった企業が現れたら是非とも投資してみたいですね。