こんばんは。
ここ最近の相場が少し荒れ気味ですね。
これにはインフレ率が上がってきていて、債券価格が下がり金利が上昇気味というのが1つの大きな理由とされています。
そうすると株式の魅力が薄まり売られる、という解説が多いようですね。株式と逆相関であったゴールドも今では相関々係が逆相関ではなくなっているみたいでゴールドまで株式につられて下げています。
債券はもろ影響を受けて下がる訳ですし、株式もダメ、ゴールドもダメとなるとじゃあキャッシュか？となりますが、インフレ率が高まってる中でキャッシュという選択肢はあまり良いとは思えません。しかし大きく下落するリスクを負うよりはまだマシなのかなというのもあるかもしれません。
ゴールドが落ち始めていますが、何故そうなるのでしょう？普通は金利が上がると持ってるだけでは金利がつかないゴールドは弱いとされています。それで売られるという説明が多いですがそうでしょうか。
私はおおいに疑問に感じます。金利が上がる状況はインフレ傾向にある状況ですね。そうするとまず考えられるインフレ対策はゴールドじゃないのでしょうか。1970年代もゴールドはインフレ対策として抜群の効果を発揮しましたね。
しかし何故最近下がるのか？自分が考えたのは、ゴールドの高騰などはもっと前から読みきってたのではないか、ということ。コロナが流行り始めた。そうなると景気悪化→財政支援→インフレ。この流れをいち早く予想してとっくに買われてたんじゃないのかなと。
だからこそ噂で買って事実で売るじゃないですが、これだけ新たに1兆9000億ドルの支出なんてニュースが出てもゴールドに反応がないのではないでしょうかね。
それかもしくは真逆でインフレ率が上がってこない、と見越して売り始めてるのかもしれません。
日本人の経験だと景気対策でどれだけ0金利にしたり財政出動しても日銀の目指す2%のインフレにならないと知っています。
もうインフレは落ち着くかも、給付金ばらまき=インフレとはこれからもうならないかも。
という予想からゴールド価格が下がってるのかもしれません。
しかし1つ不思議なのはゴールドと同じ役割を持つはずのビットコインの値動きですね。ゴールドと連動しないで完全に投機的な動きになっています。インフレヘッジというならばビットコインもゴールドも上がらないとおかしいです。しかしゴールドが下がってビットコインが上がる、となるとやはり単純にマネーゲームとしての側面が強いのではとの考えになります。
私は仮想通貨でインフレヘッジはしない方がいいと思っています。今ビットコインが上がりゴールドが下がるならば、それこそゴールドをヘッジとして持つチャンスだと感じています。
