こんばんは。
結局昨日の米国株もスタートこそ上げてスタートしましたが、場中ではそれなりに下げて一時的にはS&P500は最高値から-20%の下落幅に到達してしまいました。引けにかけては下げ幅を縮めたのでギリギリの所で回避されました。
20%も下げることは稀ですからいま投資すれば儲かるんじゃないか?!と考えるかたもいるかもしれません。たしかに20%も高かった時よりは今買った方が当然当時よりお得ですよね。
今買えば3年で元通りの株価に戻るだけでも年率6%くらいのリターンが取れますからね。
逆に20%高いところで買ってた人は3年も投資してリターンは0です。
しかし今が底なのかは当然誰にもわかりません。何故ならこの20%下落する前は「米国株は上がり続けるんだからいつ買っても正解」「現金はゴミ、機会損失」なんて言われてたのにこの有り様ですからね。
私は何年にも渡って割高なハイパーグロース株等には近付かない様にしてきました。当然勢いがあったのでしばらく置いていかれる状況が続きました。
これからはハイテクの時代なのにタバコ株みたいなくそダサい投資先なんてアホらしい、と。
しかし私はそういう風に回りが言ってくれる状況は「最高に心地良い」のです。
皆が皆、絶賛して買い上がってるとこに一緒に付いていく方が遥かに居心地が悪くなります。
余りの割高さにベアナスとTECS、あとは円買いのポジションを立てて相場の変調に備えていました。
しかし111円で建てたポジションも130円まで円安が進み長い間厳しい状況が続きました。ポジション建ててなければかからなかった費用ですね。
ベアのポジションはベアナスは比較的タイミングが良かったのか、建てた時からほぼプラスのまま推移しています。
TECSに関しては20%を越える損失の時もありましたが、今は真逆のリターンになりました。
投資リターンも未だに年初来プラスをキープできています。
逆にここ数年絶好調だった過度にリスク取った方達はどうなったでしょうか。
ハイパーグロース等と呼ばれていた銘柄は瀕死の状態です。
普段聞いたこともなかった銘柄が持て囃されて、セ!セ!セ!とかcoinbaseだとかTDOCだとかRIVNとか、今となってようやく貴方が買ってた物は「虚構」だったと理解できましたでしょうか。
80%も90%も下落してしまってはもうまともな投資とは言えませんね。元本をここまで毀損してしまったら回復は相当な困難です。
他にもTECLやSOXLやTQQQやCWEBなどのレバレッジETF。
レバナス軍団なる怪しい宗教団体の様な集まりが話題になり、大体素人が騒ぎだしたらピークといういつものアノマリーがそのまま起こりましたね。
ハイパーグロースやレバナス軍団がもしまだ言い訳をするのならば、
「俺らは長期で見てる、長期なら圧勝!」
でしょうかね。ただ90%も下落してもまだ本当に持ち続けてられるんでしょうかね。他の銘柄が上がっても最速で金持ちになりたくてレバやハイパーグロース買ってる欲張りなあ・な・た・に( ^ω^ )
しかも地道にバリューだとか配当貴族指数とか買ってる人がレバやグロースに負けてても、「あいつら長期でとかばっか言ってるけどレバレッジにボロ負けじゃん!」とかでしたよね。
真逆になっちゃいましたね( ゚A゚ )
相場に絶対なんてものはないんですよ。
「未来がみえる!」なんて言ってる人がもしいたら詐欺師か頭の病気です。
未来を読むのではなく
「どうなっても平気なように」
予めポートフォリオを構築しておくのです。
人々が恐れてる時は大胆に、人々が高揚してる時は慎重に、です。