与党なのに経済の事を理解しているのか心配になります。

こんばんは。

 

もう少し専門家に任せてもいいのではないか。

 

 

この間の国会のやり取りの事ですが、岸田首相の施政方針演説に対する代表質問が行われました。


その中で公明党の山口代表は、岸田首相が掲げる「物価上昇率を超える賃上げ実現」について質問しました。

 

公明党山口代表「既に一部の大企業が高い賃上げを表明するなど機運は高まっていますが、中小企業の賃上げが大きな課題です『物価上昇に負けない賃上げ』の実現に向けた道筋について総理の見解を求めます」

岸田首相「物価上昇を超える賃上げ、さらには、その先の構造的賃上げに取り組んでいただくべく、民間だけに任せることなく、政府としても政策を総動員して、環境整備に取り組んでいます」


というやり取りでした。

 

皆さんの勤め先は賃金アップになりましたでしょうか?たしかに最近のニュースをみていると大企業での賃上げは増えた様な気がしますね。ファーストリテイリングなんか最大で40%もの大幅賃上げに踏み切りました。


この流れがすべての企業に波及すればとても良いことですね。

 

しかし、です。


そんな事は誰だって望んでいる事ですね。しかしじゃあ岸田総理に賃上げを迫れば皆さんの給料が上がるのでしょうか?少なくとも自分なら政府に賃上げしろなんて言われたとしたら「余計なお世話だ」と思います。

上げられれば皆上げたいでしょう、しかし企業も利益が増えなければ賃上げなどできるはずもないでしょう。


そもそも民間の活動に政府が賃上げを迫ること自体どうなのかと思います。でも安倍さんが総理の頃には経団連に賃上げのお願いをしていましたね。ここは社会主義国家でしょうか。

 

そして増税となると国民からものすごい批判が沸き起こります。もちろん私も増税に反対です。


しかし税金とは何のためにあるのでしょうか。基本的には所得の再分配だと思うのですよね。


増税して苦しいのは分かりますが、増税分よりも貰う分の方が多い層が大半なのではないでしょうか。

 

金なんか払いたくない!サービスだけ増やして税金は増やすな!


これは冷静に考えれば無理と理解できますよね。


アイス食べたい!でも体重は増やしたくない!みたいなもんです。無理なんです。

 

であれば税金を減らしてくれ!その代わりサービスも減らしてもらって構わない!どうせ政府に金取られたってろくな事に使わない、なら自分の事は自分等でするから税金取るな!


これならば筋が通ってるのではないでしょうか。

 

どうも日本人はサービスはただで受けられるものという意識が多い様な気がします。


お金は限られた分しかないのです。基本的には収入よりも支出することは無理なんです。もちろん借金を重ねて無理やり使う事もできます。

しかしいつまでも借金を一方的に増やし続ければどこかで無理が生じます。


政治家に出来ることと言えば、短期的に改善するのではなくもっと長期的な視野に立って、子供を産みやすい政策だったり教育をもっと受けやすくして学力を上げるなど、長い目で見て国力が上がりいずれ増収になったり賃金が上がる様な事しか方法がないのではないでしょうか。

 

もしくは賃上げを無理やりやるとするならば、もっと税金を上げて集めたお金を「給付金」として低所得者層に配って「実質的な賃上げ」をやるとかですかね。

これを「社会主義」というのですが、皆さんそんな暗黒の世界をお望みですかね?


私は政府に「賃上げ」を求めるのはどうかと思います。


少しでも働く時間を増やしたり、給料の良い仕事先に転職するなり、成人してからも勉強をするなり、努力するしかないと思います。

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