円安?円高?日米どちらの方が危険なのか。

こんばんは。

 

ドルはいつまで基軸通貨でいられるでしょうか。

 

 

ようやく長い長い三連休も終わり株式市場がスタートします。投資家ってのは投資してない人と違って平日が待ち遠しいんですよね。え?自分だけだって?

週末に若干ですが円安が進み145円に届くかどうかというところまでやってきました。この水準になると為替介入するのではないかという感じがあります。


まずは恒例のタカさ~んチェ~ック、じゃなかったレートチェックが入るのでしょうか。この辺の水準は思惑で数円動いたりするから為替で勝負とかはしたくありませんね。

 

しかし為替はどちらに動くのが正しいのでしょうか。円安には円安のきちんとした理屈がありますし、円高には円高の正しい理屈があります。


私はどちらかといえば円高になって当然じゃないのかと思う方です。円安の煽りが多いように思いますが、アメリカはあんなにも赤字を抱えていてましてや日本とは違って財政も経常収支も大赤字の双子の赤字です。

金利を引き上げれば当然財政は逼迫しますし、また金融緩和に戻れば金利は下がってもドルには相当な圧力がかかります。

日本も財政赤字が積み上がっていますが、とはいえほとんどが国内で消化されています。


よく家族内でお金の貸し借りをしているようなもの、と例えられたりもしますが国民一人辺り1000万の借金というのはちょっとおかしい例えですね。

なぜなら対外資産も多く保有していますし、そもそもお金を貸してるのは国民側であって借金は政府のものですからね。


本来なら国民が一人辺り1000万円政府に貸し付けてるという方が正しいのかもしれません。


とはいえ結局その日本政府は日本人の代表ですから結局は日本人が税金で返さないといけないという意味合いでは同じことともいえます。もちろんデフォルトなんて事はまずあり得ないですが、どうやって返すかといったら増税ではこのお金を返すことは不可能なので、インフレという「見えない税金」として国民の資産を巻き上げるしか方法はありません。

これは全世界共通のやり方ですね。一番批判が少ない方法ですからね。消費税30%にしてお金を返しますなんてやったら革命が起きてしまいますからね。


円安の心配はおそらくこの莫大な借金と少子化で人口減少の二つが大きいのではないでしょうかね。

あとは中国という専制主義国家がすぐ近くという地政学的なこともあるかもしれません。


日本も大変ですが、アメリカはどうやって莫大な借金を返していくつもりなんでしょうかね。そもそも今収まりつつありますが、本当にこのままインフレを上手く抑え込めるのかも分かりません。


インフレには株が強いですが、インフレが止まらなくなって金利を更に引き上げれば株式市場は崩壊するでしょう。

色々と考えるとやっぱり手頃な価格の不動産か、もしくは現物でゴールドを保有するのが安心になるのかもしれません。


日常的に買うものはそこまで高くなってないような気もしますが、スマホは気付けば15万20万、車だって500万なんて当たり前の価格になっています。意外とインフレは進んでる様な気がします。

私はゴールド買ったときは2000円でしたが今では9000円近いですからね。

この先相当な不透明感がありますが、やはりそういう時代にはインフレについていける企業の株式やゴールドに上手く分散することがいいのではないでしょうか。


債券は難しいところですね、10年債利回りが4%を越えていてもし景気が失速してディスインフレになるなら正解ですが果たして10年も双子の赤字で持ちこたえる事ができるのでしょうか。


投資は超長期的に起こり得るリスクをよく考えて大局的にみていくことがとても重要だと思います。

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