こんばんは。
Johnson&Johnsonが大変な事になってますね。
ロイターにすっぱ抜かれて、1970代からベビーパウダーのタルクにアスベストが混入していた事実を認識していたのに隠蔽していたと。
私も今回の件はホルダーとして気になっております。
みなさんの意見を色々と見ていると、大丈夫買い時ってパターンと、しばらく様子を見た方がいいと2つに分かれています。
自分はどちらかというとしばらくは様子を見た方がいいと思います。
何故か。
ベビーケア製品自体の売上は全体の売上からしたらたしかに少ないと思いますが、7/12には22人に対して41億4000万ドル、4700億円の懲罰的賠償支払いの認定。
1人当たりの補償的賠償は平均2500万ドル。(110円換算で27億5000万ってアホかいな)
Johnson&Johnsonのタルク原料製品を巡っては9000件余りの訴訟が起こされている。
全体の売上に対して消費財部門は売上が少ないとはいえ、4700億円はかなり大きな賠償金になっていますので、ベビー用品の売上が少ないからと大丈夫というのは危ないと思います。
さらに数千人の訴訟を抱えているとなると途方もない賠償金になる可能性があると考えます。
ましてや製品に何かあってもすぐに誠実に対処をすればダメージも最小限で済む可能性が高いですが今回はどうでしょうか。
実際にJohnson&Johnsonはタイレノール毒物混入死亡事件で、莫大な費用を使いすぐに回収等にあたったので信頼を勝ち取りました。
しかしそれ以前にこのアスベスト問題が出ていて、尚且つ隠蔽していたなどとなればとてつもないイメージダウンです。
たまたま異物が混入していたとかとは訳が違います。
この会社は発ガン性物質が混入していても隠蔽するんだ、最悪だ、と思われる事です。
これは致命的だと考えます、私がもしこれが事実であればこの会社の商品は避けるでしょう。
ただし、このタルクのパウダー自体にそういった性質があって、Johnson&Johnsonだけでなく他社にも問題が波及していくとしたら株の購入を考えます。
その場合はJohnson&Johnsonだけでなく、等しく他社もダメージを追うので賠償金等を払ってしまえば回復していくと思うからです。
いままでも何度も-10~30%の暴落があったのだから、そのときも危ないと言われてたけど復活したんだから大丈夫。
ってのはちょっと安易ではないかなとも思います。
まぁこの問題は急に降ってわいてきた問題でもなく、以前から問題になっていました。
なのでどう決着するかに寄ってJohnson&Johnsonの命運が決まるのではないかなと思います。
アスベストが入ってるのを知っていて隠蔽してた、ってのだけはホルダーとしてだけでなく1消費者としてもガッカリするのでそんな結果は聞きたくないですね。
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