こんばんは。
世界的に景気が下がり方向で、そう遠くないうちにリセッションになりそうな雰囲気が出てきていますね。
通常不景気は教科書通りなら債券が上がって金利が下がり、株価は下がります。
しかし国債は上がり株価はほんとに下がるのか、どうなんでしょうか。
量的緩和で中央銀行が債券買いまくって無理やり金利を下げていますね。
そして日本では日銀や年金基金が株も買い上げています。
市場が歪みまくってるので本当に判断が難しいと思います。
通常なら株売り債券買いです。(まぁこれも実際のところタイミングみて投資するのは上手くいかないのですが)
しかし無理やり金利も下げてるし株価もつり上げています。
株価を無理やり上げれば益回りは低くなりますよね。通常なら益回りが低くなればそれ以上は上がらなくなると思います。
国債利回りがほぼ0%、PER20倍、株式益回り5%だとして、リスクプレミアム5%ですね。
もし景気が悪くなり上場企業のEPSが下がったとしたら株価が同じならば当然PERは上がっていきます。
EPS1000円、PER20倍なら日経平均20000円ですが、
EPS500円、PER40倍、日経平均20000円となりますね。
仮にこうなったとしたら、PER40倍、益回り2.5%、国債に対して株式のリスクプレミアム2.5%しかなくなってしまいます。
普通なら冗談じゃない、こんなの投資に値しないと適正な価格まで株価が下がると思いますが、買い支えがあると国債0%なら2.5%でも利益が上がるなら買うしかないか!
ってなってしまいませんかね?
だって買わないと利回りは0、株に投資すれば2.5%とはいえ利回り確保できることになりますね。
でもいつまでこんな買い支えをするかわかりませんし、もしやめたとなればこれはとんでもなく混乱すると思います。
やはり長い目で見て、金融緩和は弊害の方が多いような気がします。
最初はバンバン緩和しないからインフレ率が上がらないんだからもっとやれ!って思ってましたが、なんだか結局目標の2%にも届きませんし成功だったのか失敗なのかどうなのでしょうか。