おはようございます。
なぜ人は金を買うのか。
歴史の長い間人類は金などを通貨として使ってきました。本来ドル等も金本位制であったわけで、1934年に1オンス=35ドル。
と定めました、1オンス35ドルの価値があったわけですね。この価格で外国通貨当局に対し金を引き渡す措置をとるようになりました。
第二次世界大戦後、米ドル金為替本位制を中心としたIMF体制(いわゆるブレトン・ウッズ体制)が創設されました。
アメリカは世界一の金保有量を誇っていたので、各国は1オンス=35ドルの平価で金と結びつけられたアメリカの通貨米ドルとの固定為替相場制を介し、間接的に金と結びつく形での金本位制となる。
しかし、1971年8月にニクソンショックが起こりました。それ以降は金と米ドルの兌換ができなくなりました。
そして今の変動為替相場制度に至るわけですね。
今では金の値段も、円の価値も毎日変動します。
為替とか通貨価値とかって考えれば考えるほど奥が深いです。
まず景気が悪くなると金利が下がりますね。
そうすると金利が高いと利息の付かない金は不利でしたが、利息が付かないならと金の需要が増えます。
しかし逆に不景気になるならば、宝飾品としての金の需要が減るので価格はさがるのでは?という気もしますよね。
いま1オンス1300ドルちょっとですね。
固定相場が1オンス35ドルでしたから、金の価格が37倍くらいになっています。
そうすると1971年から2019年までの48年間でドルの量も37倍になっているのでしょうか。
そうでないとおかしくなりますよね。
なぜなら
1オンス=35ドルですから、1300ドルになったからばドルの量も37倍に理論上はなるはずです。
不景気になると何故金が買われるか。
自分は金利が付かないから、ではなくて不景気になれば必ず庶民に不満が溜まりお金を刷って量的緩和して景気を下支えすると予想されるからだと思います。
だってドルを印刷機で刷りまくれば相対的にその分は金の価値も上がらないとおかしいですよね。
何もこれは金に限らず、スニーカーとかみたいな物でもそうですよね。
Joshin1の用な人気のスニーカーが10000万足しかなく、1足6万円だとします。
それが復刻して30000足追加で発売されたとします。
そうすれば40000足になり、需要が変わらなければ価値が15000円になってもおかしくありませんね。
必ず増えたスニーカーの数と比例して価格も下がるとは限らない所も似てますね。
ただ価値が下がると思えば手放し、上がると思えば保有したくなるのは当たり前だと思います。
なので不景気になるときに金の価値が上がる理由は、政府の信用が既存してお金をばらまいて薄めるんじゃと思うことが原因だと思います。
金は価値を保つものとしては現金より遥かに優れてるものですが、やはり長期的に見たら株式で持つ方が圧倒的に有利だと思います。
なので自分のポートフォリオのメインは株式にして、万が一の騒乱みたいなのの為に多少の金、それも金を裏付けにした金価格連動型上場投資信託
の様なのではなく、金現物で持つのがいいと考えます。