成長の罠、みたいなのには気を付けないとですね。

こんばんは。

 

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数年先の予想は難しいですね。

 

 

日本市場はお休みですが、今夜もアメリカ市場はしっかりと動いております。自分の銘柄はたいした値動きしないので市場が開いてようが閉じてようがあんまり関係ないんですけどね。

 

ついこの間、MO大好きなバリュー投資家のレムさんが(実はMO3%しか持ってないみたい)、BTIはインペリアルをPER20倍くらいと高いところで買収していたので、いつか大きな減損になるリスクがあるんじゃないか、と言っていました。

 

MOもジュールをめちゃくちゃ高く買ってしまって、規制にがんじがらめにされてまったく稼げなくなってしまい兆単位の減損にさらされましたね。しかし自分の意見としては結果的にそうはなったけどあの時は電子タバコが若者の間で社会問題になるほど流行り、紙タバコから一気に流れてしまうリスクがあり自社の製品よりジュールがシェア強かったので買収して飲み込む、というのは間違えてなかったと思ってます。


仮に2兆円損失でたとしても、1兆稼ぐ企業ならPER2つ高く買ったと思って我慢するしかないですね。しかも減損したのでジュールの価値は落ちましたが、また盛り返すことだって0とは限りませんからね。


それと同じで、インペリアルタバコもたしかに安くはない価格を出したかもしれませんが、今の様に少しずつでもEPSを伸ばしているならば大丈夫なんじゃないかと思います。


タバコというのは超つまらない投資先で、一気に喫煙者が増えることも絶対にあり得ません。だから急に純利益が倍になったりとかもないですね。なので株価が激しく動くこともなく退屈です。株価が動くとしたらEPSの方で動くのではなく、期待値が上がったり下がったりPERの方で動くでしょう。
実際MOやBTIのタバコ企業の株価はここ数年下げ続けてますが、EPSは伸びてるんですよ?(特損抜きで)。配当金も絶賛連続増配中です。


成長してても株価が下がる。こういうこともあるんですね。


なのでPER1000倍みたいなとんでもない価格のついている銘柄は超高成長がすでに株価に織り込まれていますが、投資家の予想通りに成長したとしても必ずしも株価が上がるとは限らないところには留意しないといけません。ましてやそこまで極端な期待値ということは、来年だけではなくそうとう先の未来までの利益成長を織り込んでいるはずです。


そうなるとますます投資家の予想の精度は下がります。いま輝いて見える企業でも10年先の事なんてわかるはずもありません。


Yahooだってイケてる企業だったのにGoogleに追いやられてしまいましたよね。無敵に見えたウィンテル軍団のIntelすら苦戦していますね。一昔前はIntel入ってる♪なんて当たり前でしたけどね。それがTSMCに生産を依頼するまでになってしまうんですからね。


なので個別でこれはもう終わってる企業だ!とかこれはブッチギリで成長するからどんな値段で買ったって大丈夫、早く買えない投資家は旧世代のおっさん投資家だ!というのは、そう簡単にはいかないということですね。


その代替え案としてインデックスなら安心、とよく言われてまぁその通りでもあるんですが、インデックスの中にはとてつもない価格の銘柄も含まれてるということにも気を付けたいところですね。

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