こんばんは。
2月米非農業部門雇用者数は+37.9万人(予想 +18.2万人)、同月失業率は6.2%(予想 6.3%)と予想より強い結果となりました。
それにともなって金利も上昇して、円安方向になっています、109円に乗るかという勢いですね。
よく金利が上がると株は下がる。と言われますよね。教科書的には正解だと思います。しかし人々がどう思うかも大事なんじゃないでしょうか。
いままでは金利が上がれば株は売られる、でした。しかしいまの人は賢いからどうせ株はいつか上がるんだから債券よりも有利。という風に思うかもしれません。もちろんノーリスクで債券は2%も貰えるなら、長期で見れば株価リターンが7%とは言われてても、元本の保証されてる国債の方が好き、という層も一定数いるでしょう。
しかし今は昔と違い情報が広く行き渡っています。
株式で持つ方がトータルではほぼ間違いなく債券よりも高いリターンをもたらす、とほとんどの人が気づけば過去と同じような動きはひょっとしたらしないかもしれない。
金利が上がっても株価は落ちないかもしれない。みんなが株価は落ちると思うから、売るから落ちるんですね。
しかしそう思わない人が多くなれば過去ほどは金利にたいして株価は敏感には反応しなくなるのかもしれません。
ようは「過去はこうだったから必ずこうなる」とは限らないということですね。
あくまでも確率の話であって、過去こうだったから今回もこうなりやすい、という話ですね。
今は金利が上がれば株価が下がる、というのが一般的ですからその通りになるとは思います。どこまで金利が上がるのか、そしてそれによってどれくらい株価が下がるのか、注視していこうと思います。