こんばんは。
やっと今日は米国株市場がオープンしますね。三連休ということで、あと1日市場のオープンが遅れたら禁断症状が出るところでした。
そんな株式投資大好きなあなた。
1日でも早くお金持ちになりたい!と思ってる人も多いですよね。もちろん自分もできることならばそうしたいものです。だからと言っても欲しいものを我慢したりしてまで投資に充てようとまでは思いませんが。
よっしゃ!ならレバレッジや!ということでレバレッジETFとかに突っ込んでる人も多く見受けられます。
たしかにレバレッジは「上手くいけば」普通よりも早く資産増加に繋がります。そりゃそうですね、テコの原理を効かせてるんですから、上手くいかなきゃ誰も買いませんね。
いままでのチャートを持ち出して、普通のインデックスに比べて何倍も増えてる。と持ち出して優位性を語った動画やblogも多いですね。
レバレッジは何もかもダメ!というつもりはまありません。リーマンショックみたいな暴落時に仕込めばひょっとしたら大きく増やせるかもしれません。ただしそれもおそろしく減価したあとなので償却されそうではありますが。しかしそういうリスクの取り方はありかなと思います。
あとは事業をやるのもレバレッジですね。会社を起こしたり、または不動産投資はローンをして必ずレバレッジをかけることになりますね。
今回はTECLやSOXLやTQQQみたいなレバレッジETFのお話ですね。
たしかにこの手のETF、超長期チャートでみてブッチギリのパフォーマンスを出せています。ただこれはここ10年くらいの好成績だったおかげですね。
これが必ずしも続くとは当たり前ですが決まっている訳ではありません。
レバレッジETFが輝くのは「大きな上昇相場」を掴んだ時ですね。なのでその時が来るまで相場が悪くても堪えなければなりません。
しかしもし2000年代の米国株の様な相場が来ても、いまのように夢見心地に「レバレッジこそ金持ちへの最短ルート!」とか思い続けられますか?
貴方のリスク許容度はそんなにも高いですかね?
だって「誰よりも早く金持ちになりたい」からレバレッジなんてやり方をしてるのに、「ちっとも早く金持ちになれない」んですよ?
しかも下落してる時にこそ仕込み続けるから後々のリターンに繋がるのに、ちっとも上がらないレバレッジETFに5年も10年も大事な資金を注ぎ込み続けられる信念はありますか?
私は言うほど簡単な事ではないと思います。
普通のインデックス投資ならばスッテンテンになるなんて事はなく、しかもいつかは株価は戻ってくる可能性は高いでしょう。しかしレバレッジETFは本当にまた上がってくるのか、-80%だ-90%だなんてなったら召還されないか、ETFの運用方針が勝手に変更になったりしないか、とてつもない不安を抱える状況になると思います。
1億が1000万とかになったらもう発狂したくなるレベルです。そこでなけなしの軍資金を暴落したレバレッジETFに更にぶちこめますか?私には100%できません。
相場が良い時期がここまで長く続くとリスクというものを軽視しがちな人が増えてきてると思います。
しかし暴落ってのは誰かが「いつ頃にやってくるよ」なんて教えてくれる訳ではありません。
地震や災害みたいに想定もしてない時に急にやってくるものです。
本当にレバレッジに自分の精神が堪えられるのか、もう一度よく考えてから自分の大切な資金を突っ込むか決めても遅くはないと思いますよ。