不思議な円安ドル高

こんばんは。

 

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ドル高はそんなに続かないと思います。

 

 

ジリジリと円安が続いていますね。昨日は1ドル113.95円と少しだけ落ち着いて終わりましたがそれでも円安気味です。米国株投資家の方々は円安になれば為替差益が出るので見た目の資産額は膨らみますね。投資もやらず日本円だけで保有している人は名目では何も変わらなくても実質ではかなりの損失になっています。

 

なんか投資家の中には低いインフレ率があまり良くない、インフレ率を上げた方が良い的な雰囲気もありますが、基本的にはインフレなんて無い方が良いでしょう。インフレほど資産を蝕んでいくものはありません。

 

ちょっと円安になったので、記事なんかでも円安になって新興国なみに日本が落ちたなどというのを見かけます。


以前ならば円安になれば日本企業の利益が増えたり輸出総量が増えたりして円高方面に圧力がかかり、自動的に為替は調整されていました。しかし今では国内企業も海外に製造工場を置き、利益も現地で投資したりが増えたので円安効果が以前よりも少なくなっています。


なのでメリットが少なくなる一方で輸入物価が上がります。そうなるとデメリットの方が大きくなってきているのかもしれません。


ただし私は125円だ130円だなんて記事もありましたが円高方向に修正されると考えています。

 

アメリカが景気が戻りつつありテーパリング開始、金利も正常化に向かうとみられています。日本はまだそういう状況には遠いと思います。

そうすると金利の高いドルにお金が流れる、なので円安方面に。というらしいです。


しかし少しおかしいですよね。アメリカのインフレ率が高まってきていて、間近では+6.2%のかなりのインフレになっています。こうなるとさすがにFRBも対処せざるをえなくなるのではないかという流れです。

 

しかし何故利上げをするかというと今書いたようにインフレ率が高まってきたからです。インフレとは物価上昇ですが「通貨下落」という意味です。


ドルの価値が減価してるんです。日本はというと低いインフレ率で物価はあまり上がりません。円は強いということですね。

 

インフレ率が高い通貨が買われて、インフレ率が低い通貨が売られる。これはどう考えても矛盾していると思われます。

 

ましてやアメリカは双子の赤字、そして経済対策の規模も日本とは比較にならないほどのバラマキをしました。基軸通貨ならではです。

ただしいつかその分のドル安はやってくると思われます。


超短期的にはわかりませんが、ある程度落ち着けばまた円高に必ず戻ると考えています。少しポジション保有していて損失が膨らむのでこれ以上のナンピンは控えるつもりですが、気持ち的にはもう少しドルは売っておきたいなという感じです。

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