こんばんは。

 

 

年末のドル/円は今よりもどちらに動くでしょうかね。

 

各国は利上げしているのに日銀総裁は緩和継続姿勢ということで円安が進んでいます。

 

植田総裁は28日の欧州中央銀行(ECB)主催のセミナーで、インフレ率が鈍化した後に2024年に再び加速することが「合理的に確信」できれば日銀が金融政策を転換する十分な理由になると指摘。円は他の中銀の政策など「(日銀の)金融政策以外の多くの要因」に影響されるとし「状況を非常に注意深く監視する」としました。

これを見て植田総裁は無能だとか、FRBの二の舞だ、パウエル議長もインフレは一時的と言って失敗しただろうという声があります。


しかし日本は失われた10年と言われますが、長い間デフレに苦しんできた訳です。それが短期的にちょっとインフレ率が上がったくらいで大騒ぎして慌てて引き締めをするのが100%正しいのかと言われたらわかりません。


せっかくのこのチャンスを逃してまたデフレに戻ってしまったら更に金融緩和してまたインフレ率2%にしようと思っても難しいかもしれません。


ならば少しくらいオーバーシュートしてしまっても今回こそキッチリとやりきろうという考えも間違えてない様に思えます。


もちろんこれが5%だ10%だという高インフレになってしまったらすぐに引き締めしないと危険です。

しかし今は当然そんな状況でもありませんし、もし円高になれば急に物価も落ち着いてくるかもしれません。


とにかく植田総裁には総裁なりの考え方があるのであって、あたかも無能でこのままだと円安インフレが止まらなくなるというのはちょっと短絡的かなと思います。

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