投資する上でのデータの見方や考え方について。

こんばんは。

 

投資は死ぬまで勉強です。

 

先ほどいつも見ている動画でコーヒーを飲むと全身のガンリスクが低下するというのを見ました。自分が子供の頃はコーヒーはあまり身体に良くないと言われてましたが、最近ではそうではないという意見が多くなりましたね。

私も必ず毎日飲むので健康効果が高いなら嬉しいことですね。

しかしこの手の話でいつも感じるのは、エビデンスに基づいたしっかりした物を取り上げていますと言っていて間違いではないと思いますが、そのデータ自体がどうなのかなと。


例えばコーヒーを毎日飲む人と飲まない人で数万人を何十年と長期でデータ取ってハッキリと効果があれば、コーヒーはガンリスクを低下させると間違いないと言うでしょう。その通りですね。


しかし毎日缶コーヒーではなくて、きちんと豆を挽いた数杯のコーヒーを飲む人というのはおそらくまったく飲まない人や缶コーヒーしか飲まない人よりも所得が高く他にも健康に気を使ってるんじゃないでしょうか。


コーヒーに直接的な原因があるのではなく「毎日数杯の豆を挽いたコーヒーを飲む人」に原因があるのかもしれないですよね。

他にも果物を食べる人はガンリスクが下がる等も良く聞きますよね。これも「果物を毎日食べられる層は他の物も気を使ってる」のかもしれないですよね。


なので一件すると完璧なエビデンスに基づいたデータかと思ってもそうではない可能性もあるのでデータは見方が大事だと思います。

 

これは投資にも当てはまると考えます。

 

よく「過去十数年SP500は全世界株式に勝ってきた」というきちんとした事実があったとします。これ自体は間違いのない事実に基づいたものです。


だからといってこの先も必ずその事実が永遠と続く保証はありません。


振り返ってみれば分かることでも、特に今現在その時代に生きていると分かりにくい事もあります。


半導体は産業のコメ、と言われ今は世界各国が覇権争いで半導体産業に力を入れています。どうやって自陣営でサプライチェーンを完成させるか競っています。

これから世の中がますますハイテク化され、半導体使用場面は増える一方です。バラ色の産業なので半導体株に集中投資していれば成功は約束された様な物です。


と言われればたしかに一理あると思います。


しかし過去にも同じような場面は腐るほどありました、そして当時はその産業こそがイノベーションの中心で永遠と繁栄が続くと見込まれていたはずです。

 

例えば「原油」もそうでしょう。原油を支配する者が世界を支配する。原油をめぐってアメリカは中東を支配するほど世界に取って原油は無くてはならないものです。石油を支配してるエクソンモービルやShellは世界の影の支配者だ、ロックフェラーが云々みたいな話も聞いたことあるでしょう。華氏911なんかでも石油企業は悪いイメージで描かれていました。


しかしどうでしょうか。


石油企業に投資していたバフェット太郎さんは「爆損モービル」なんてバカにされていつまであんなとこナンピンしてるんだと言われる始末でした。あれほど栄華を極めた石油企業ですら、バカにされる立場になってしまいました。そんなことを「原油は1バレル400ドル間違いない」と言われた20年前くらいに想像できましたか?


そしてしかもその爆損モービルは今ではまた見直されてコロナショックからはSP500よりも大きく上昇しています。


いかに先を見通すことが難しいか分かるはずです。


自分はなんでも分かると過信せず、データというのも見方によってはかなり信頼できなくなるのも理解して、投資するには慎重の上にも慎重期して続けるのが大切だと心得てくださいね。

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